虹ヶ咲2期4話感想／幼馴染綺羅星
今回は宮下愛に対する印象が変わる話だった。
わたしの中にある彼女の骨子は『天才』で、弱味が性癖（ネタ）ぐらいしかない完全無欠のヒーローといった感じだったんだけど……
ちっちゃい頃は泣き虫の人見知りだった、なるほど。
そんでもって、家が近所で昔からよく遊んでいたお姉ちゃん的存在がいると――なるほど理解した。
実質の幼馴染じゃねぇか！
実質の幼馴染じゃねぇか！
スクスタの川本美里は義姉というイメージが強いお姉さんだった。
だから、幼馴染属性の片鱗も感じなかったんだけど……
アニメで再構築された関係性では幼馴染成分が過剰供給で「わしの大好物だぞ？」と脳みそが活性化して、やっぱり幼馴染は最高だぜってなる。
高咲侑に上原歩夢。
ショウ・ランジュに三船栞子。
宮下愛に川本美里。
このアニメ、幼馴染が三組も存在してやがる……最高かよ。
入退院を繰り返す美里さん。見舞いに来る友人はどんどん減っていき、幼馴染の愛さんだけが変わらず面会に来てくれていたが……
そんな妹分もやりたいことを見つけ、どんどん先へ進んでいく。
わたしが美里さんの立場だったら、確実に闇落ちしてた。
朝香果林にはじめて会ったときの反応からするに、美里さんはスクールアイドルフェスティバルの動画すら見ていない。
愛さんなら仲間との楽しい思い出もたくさん話すであろうに、それが伝わっていない様子なのだ。
彼女は愛さんのアイドル活動（愛だけに愛活）を深く知るのを意図的に避けていたんだと思われる。
退院祝いで病み上がりの人間をスポーツに連れて行き、偶然会った友人とライバル活動を楽しんだ宮下愛は鬼畜すぎるのでちょっと怒られるべきだと思う画像。
幼馴染を主役にした退院祝いを考えてやってくれぇ……
そんな美里さんがなぜ闇落ちしなかったかといえば、宮下愛の生き様に彼女が大きく関わって人格形成されているというのがあると思う。
生徒が有名人になった教師だったり、チームを勝利に導いた監督だったり――要するに、ワシが育てたの概念。
愛さんの中には、小さい頃からもらってきたたくさんの”たのしい”があるから。それを今からみんなにあげる！ 明日から一歩でも進んでみようって思えるような、最高のライブをするから。
オンラインライブという世界中に配信されている環境の中、幼馴染に対するメッセージを伝える宮下愛さんに上原味を感じてニッコリしました。
『Eternal Light』は、美里さんにとってのあなたのための歌――『夢がここからはじまるよ』なんだなって。
ジェンダーの鼓動
今回提示された愛さんのキャラ造形を雑に羅列すると、幼い頃は陰キャだったけど義姉の影響でオタクにも優しいギャルになり、皆を笑顔にできる太陽で、露出が高くアクティブで男性が好きそうな衣装を着るけど男前――そんなキャラ。
わたし個人の主観だと、男性に好かれそうな要素を詰め込んであるように感じた。
対して、朝香果林。
誰に対しても言いたい事は主張して、悪役になることも厭わず、女性がオシャレと思う服装を着てボーイッシュだけどセクシー――そんなキャラ。
こっちもわたしの主観になるけど、女性に好かれそうな要素を詰め込んであるように感じた。
DiverDivaは競い合ってお互いに高め合うというコンセプトの中に、違う価値観を認めあったキャラが共存しているのがすっごく良いなと思う。
アニメの果林さん、スクスタのエッッでセクシー路線とはちょっと違う、女性の色気があるのが本当に素敵なんだよなぁ。
おわりのネタ枠
DiverDivaの衣装にある既視感、
スペースチャンネル５じゃねぇか……
これは楽しいの天才すぎる。セガコラボガールは天王寺だけど、セガコラボユニットがあれば間違いなくDiverDivaが起用されていたと思う。
ＰＶだけだと上原歩夢が好きなクソゲーの匂いがするんだけど、実際にプレイするとセガ特有のバカゲーらしい面白さが――
リマスター版をSteamで買おうと思ったらおま国だったので許されない、クソゲーッッ！
（手のひら大回転の準備はできているので日本語版セガ頼むぞ）
今週も何故かガンダム枠？があって、
シードやターンエーのオープニングにあるような演出が差し込んでくるのがいかにもサンライズ。
虹ヶ咲のＰＶはアニメ的な演出をしてくるのが本当に好きだし、ガンダムのオープニングと比べても見劣りしない映像が『我らのお布施が資本になっている』感あって最高の笑顔になってしまう。
人の欠けた呪縛を解いて、人を超えた神に近い存在へと変わっていく。
天と地の万物を紡ぎ、拒補正の巨大なうねりの中で、自らをエネルギーの凝縮体に変身させているんだわ。
純粋に人の願いを叶える、ただそれだけの為に...
――と思ったけど、エヴァで太鼓を叩いてるのはリツコさんだし、美里さんは後ろから見ているだけで太鼓叩いてなかったドン……
アイマスとコラボした太鼓の達人にすり寄っていくラブライブ！という構図は大好きです。バンダム頼むぞ、虹ヶ咲版太鼓の達人だしてくれェ！
来週はとうとう推しである上原さんの出番。
だが、虹ヶ咲でわたしが唯一音源を購入していないAZUNAの出番でもあり、二期の重めのシナリオ展開も相まって心境的には期待と不安が半々ぐらいである。
アズナだけに、アズナブル（シャア）を意識したガンダムネタが差し込まれる可能性は獣だと思っているので、対戦よろしくお願いします。
スキ好き。執筆活動の励みになります。