ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 アニメ第3話感想
わたしの優木せつ菜への第一印象は「これは推せない」だ。
小柄で胸がある、黒髪、放課後アイドル、オタク趣味、炎属性、生徒会長――いかにも「オタクが好きそうだろう」という嗜好を全面に押し出してきているキャラ造形に苦手意思を感じてしまった。
中の人がめっちゃかわいいのも伴い、絶対に人気出るよな感もあって逆張りからスクスタの初期SR選択で避けたのを覚えている。
今はどうかって?
そりゃあ大好きさ。だってゴリラだもの。(褒め言葉)
ジャンプでピョンピョンしてるけどウサギにはなれないぐらいバスターゴリラなんだよなぁ。
――熊なったアニマル衣装のSRは未だに引けていない。
大好きを叫ぶ
果林さんの強キャラムーブから始まる3話。
あくまでせつ菜がラブライブを目指すことをあきらめただけで、スクールアイドル同好会が残る道は残している。
やり方ががとっても不器用に遠回しで、未練ある感がとっても高校生らしい。
シリアスな場面で胸を並べてくるスタッフ。
この場面に限らず、カーディガンを羽織っていないエマさんの破壊力がやばすぎる。
大好きを叫びたかったせつ菜が、他の人の大好きを傷つけた。
叫びたい大好きは家族に打ち明けられずトランクに閉じ込めたまま。
せつ菜の周囲の環境はとっても優しいので、しっかりコミュニケーションして意思疎通ができていれば全て侑ちゃんがいなくても上手くいったんではないだろうかと思ってしまう。
――これでもスクスタよりかなりよくなっているという闇。
生徒会役員、メガネ、髪型――これはせつ菜リスペクト。
双子めっちゃ良い。スクールアイドルしても良い顔のよさ。
この信奉者っぽいメガネの人たちがせつ菜側で、メガネがないのがしお子側になるのかな?
貯めたヘイトを消化するのに使われる猫。
古来から不良が優しくすることでギャップ萌えに使われるのだ。
中川さんは生徒会長?
いいや、奴は番長さ。そこらのヤンキーと同じ、ただの不良生徒だぜ……
ピアノを弾く侑ちゃんを見ると、やっぱりあなたちゃんとは別人なんだなぁという気持ちがわいてくる。
スクスタ公式が配布しているzoom会議の壁紙。
このピアノが置かれる日はアニメでくるのだろうか……侑ちゃんも好きだけど、作詞作曲して無双するあなたちゃんもわたしは好きだぞ。
侑ちゃんは中の人的に全員に背中を押されてアイドルやりそうな感がある。
社会人やってると裏側でマネジメントやっている人の大切さってすっごく理解できるようになってくるので、誰かを応援できる才能を大切にして裏方として確立して欲しいという思いもある。
学生の頃はマネージャーとかイケメン目当ての女の子しかいないとか思っていたけど、実際はかなり有能なポジションだったんだなぁと思わざるを得ない。
偏見ある陰キャですいません。
でもマネージャーに絡んで不快にさせるなんてことはなかったのでオッケーです。
「歌であんなに心が動いたの、はじめてなんだ」
今がすっごく楽しい侑ちゃんに、
スクールアイドル同好会が続く芽が咲いて顔が柔なくなる中川さん。
「侑ちゃん……?」
なんだ、この女?なんでわたしの幼馴染と一緒にいるの――?
幼馴染がおかれた状況に困惑する上原さん。
せつ菜のシリアスな語り口の中、「ちょっと、ちょっとぉ」と背景でラブコメするわたしの幼馴染が今日もかわいい。
賄賂を受け取る果林さんに笑った。
エマさんとこっぺぱんを分け合うんだけど、大部分をエマさんに渡すのが良き。エマさんがパンが大好物という設定に、果林さんがカロリー制限をしているというのを視聴者に伝え、具が入った部分を持ってしまうというポンコツな一面を披露しつつ、指に付いたケチャップ?を舐め取りセクシーさを演出するという一連の流れが美しすぎる。情報量ありすぎ。
スマホへの連絡を気づかないかすみん。
グループトークからの通知がきてうっとうしく、消音からの通知放置を決め込んで大事なLINEも逃す――身に、覚えが……
――かすみんがお調子者すぎてハブにされたワケじゃなくて安心。
こういうのあると心に闇を残すからね……
「彼方ちゃんたち、お姉さんなのにみんなをひっぱってあげられなかった」
「大きくなったね、かすみちゃん」
(じとー)
ここの彼方ちゃん3連コンボがエモエモで尊味が深い。
果林さんの言うことはもっともなんだけど、水を刺してる感はやっぱりあるよね。エマさんの親友だけど、部外者のお姉さんなので……
校内放送の呼び出しで、中川さんから「まさか、エマさん」と、エマさんの名前が先んじてでるのにちょっと不思議な感じがあった。
旧同好会のメンバーで策を巡らすならかすみん主導で実質影のボスである座長が暗躍するイメージがあるけど、理想のヒロインがそんなことするわけなかったわ…
ラブライブなんて出なくていい!のくだりは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会からコンテンツに入った人間としてはそれほど感じるものはなく。
「侑ちゃん感情に任せて言ったな」という感じで、スクールアイドルフェスティバルを企画する伏線かなと思ったぐらい。
スクスタでしかラブライブというコンテンツに触れてこなかったわたしの場合だと、ラブライブはあなたちゃんのスマホのメーカーで、ガチャ演出にも登場するロゴという程度の認識しかないんだ……
μ'sやAqours時代からラブライバーやってる人と比べ、ラブライブという単語に感じる重みはあまりに軽い。
侑ちゃんはラブライブを知ったのは数日前なので、そういう意味でも中川さんと想いや価値のズレがあって…
それでも中川さんの想いを汲み取って、ワタワタしてフォロー入れてたのがとってもらしい。
――この流れが幼馴染が幼馴染のことをわからなくなるの伏線っぽくもみえてちょっとこわい。1話の時点ではめっちゃ安心感あったのに……
スクールアイドルがいて、ファンがいる。
ダブルオー的な演出をせっつーに打ち込んでいくのが好き。
優木せつ菜の元ネタは中川さんが好きな物語のキャラクターの名前からとったとされているけど、せつ菜部分は確実に機動戦士ガンダム00の刹那・F・セイエイ――せっさんなんだよなぁ。
せつ菜の中の人である楠木ともりさんが好きなラルクが1期OPというので勝手に縁を感じてニヤニヤしている。
期待されることは嫌いじゃないけど、一つぐらい自分の大好きなこともやってみたかった。そんな中川菜々に、大好きを叫ぶことを期待する侑ちゃん。
それは、中川菜々と優木せつ菜が合わさり最強に見えるって――
はい
かっこ
いい。
ブレイズキックは最高だぜ。
炎と水、相反する属性が交わり最強にみえる演出も良いものだ。
髪を解く演出は無敵級でやってしまったのがもったいなかったなー。
なお不安な作画。
りなりー、表情を取り戻してて草。
変化するだけインパクトあったんだろうなぁ。
上原さん、幼馴染に手を貸して二人の世界から引き離すの図。
スクールアイドルになる切っ掛けをくれた憧れの人には手を貸さない、そんなまごころ系スクールアイドルが大好きです。
――今回配布されるのはせつ菜の飼育系UR。
初心者に回復できるカードは嬉し――あれ、これ次回の愛さんも回復じゃないか?初期りなりーも、回復だったような……蟹ちゃん?
おわり。
スキ好き。執筆活動の励みになります。