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ユーザービリティはなぜ重要か

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ユーザビリティとは

定義としては、ISO9241-11で定義してあるとおり、
ある製品が指定された利用者によって、
指定された利用状況下で指定された目的を達成するために用いられる際の
効率さ、効率及び利用者の満足度の度合い

ざっくりと定義すると、ターゲットとするユーザーが満足に使えるかということ。
誰もが使いやすいというよりは、あくまでもこの状況において使えるかどうかが重要。ユーザーを定義してないユーザービリティはユーザービリティではない。

ユーザビリティとUXの関係



ユーザビリティの評価・改善方法

1、評価する目的は、現状を把握・比較するため
2、改善するため

①ヒューリスティック評価
良い
範囲を広げやすい
スコアをつけやすい

デメリット
過去の知見に基づき、決められた観点でチェックを行う。
評価軸を事前に決めるので、依存してしまう。
評価者のスキルによって変わる
重箱のすみをつつく形になる。

②認知的ウォークスルー
専門家が想定ユーザーになりきり利用の流れの中での課題を抽出

デメリット
仮説ベースになる
評価者のスキルによって変わる

③アンケート評価
 定められた設問に対し、主観的に回答していく
 メリット
 定量性がある。表現しやすい。
 事実がある。
 
 デメリット
 評価理由がわかりずらい。
 回答の信頼性が怪しい。

④ユーザービリティテスト(ユーザーテスト)
 一般ユーザーが実際に操作をしてもらう。

 メリット
 使った様子も分かる
 回答の信頼性がある。
 
 デメリット
 大量の人数ができないため、定量性といいずらい。

各手法を組み合わせて評価出来たら理想。
クライアントの予算に合わせてやるので、評価がそこまでできない。

ユーザビリティテストの重要性

ユーザーに実際Webサイトやアプリを使ってもらう。行動を観察する。

何がわかるのか

1、予想外の課題発見
2、議論促進・説得ツールで使える

ユーザーテストで分かること
ユーザーの心理を分かったうえでサイトの課題が見つかる。

ユーザーテストの例
葬儀屋
(ユーザー視点)追加プランもちゃんと知らなくてはいけない。
(サイト課題)基本プランのみで大丈夫とあるが、先入観が強く納得されない。

自動車保険
(ユーザー視点)今からの乗り換えって間に合うか
(サイトの課題)場所がわかりにくくて気づかれない

脱毛クリニック
口コミサイトで自分のクリニックで脱毛しているから信頼できそう。

サイトの課題

ユーザビリティテストの現場での活用法

企画・営業フェーズでの提案力強化。

課題把握
SEOの診断資料だけで差別化が困難。入ってきたユーザーがどう使っているか、提案段階で、一人か二人で実施することで、検索エンジンが上がった時の課題も定時している。SEOだけの提案で終わらせてない。
Webマーケ初心者を育成しずらい。ユーザーリサーチベースで初心者でも戦力になる。

有効性検証
デザイン案を作ったあとにどう担保しているか。
作ったら何人かでユーザーテストしてみる。
人に依存しない品質チェックの仕組みとして使うことができる。

まとめ

ユーザービリティとその重要性
サイトやアプリ単体の特性にあらず「現場との距離」と「デジタルの能動性」で重要

ユーザービリティの評価方法
目的(現状把握・比較と改善)と主体(ユーザー、専門家)で4つの方法あり

ユーザビリティテストの重要性
課題発見、議論促進・説得ツールとして有効

ユーザービリティテストの現場での活用法
企画~分析から検証の様々なフェーズで使える


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