20240625 曇り

遅い梅雨入り。
きのうはあんなに暑くなるとは思わずに草刈りに出て、なんとか二時間ほど作業したものの気持ちが悪くなった。梅ジュース、梅干し、麦茶など大量にとり、ねっちうになるのは免れたが夜寝るまで体と頭はほてったままだった。
手押し式草刈り機の調子が悪くなった(不調の原因については思い当たるふしがある)。走行クラッチを切っても止まってくれないのだ。
これはとても危ない。片側が切れ落ちた箇所で草刈り機もろとも落っこちかけ、全身の体重をかけて押さえてなんとか止めた。
中三日の作業だったので、きょうは筋肉痛にはなっていない。

川本直の「ジュリアン・バトラーの真実の生涯」はおもしろく読み進んで三分の一ほどまできたが、どうにも日本語の粗さや不安定さが気になるというか、はっきり言ってしまえば日本語の間違いが何カ所もあって、ちょっといやになってしまった。ルビの形で出てくるフランス語も間違っている。

これは作家の問題なのか、校正の問題なのか。
主語と述語がねじれているとか、文章の前半部分に対応する動詞がないとか、そういうのは私も含めて一般の人が書く文章ではよくあるが、職業作家が書いた小説を読んでいて、なんでこの文章は気持ちが悪いのかを考えることなどまずないので、とても残念。誤字脱字を見つけるより残念。

というわけで、池澤夏樹の「ノイエ・ハイマート」に移る。
こういうのの方が好きなんだな、結局。