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アニメーションに反応したマメルリハ

我が家のマメルリハ・シャルは、昨年の引越しの頃、気晴らしにテレビを積極的に観ていたことがある。

最近のシャルとテレビ

ペットの小鳥がいる部屋にテレビはよくないと聞いたことがある。引越し直後でバタバタしていた当時、人間たちにかまってもらうことあきらめていたシャルは、むしろテレビをつけるよう要求していた。

現在は落ち着いているため、あの頃のようにはシャルもテレビを積極的には見たがらない。でも一部ルーティン化したようで、観たい番組に変えろとまでは言わないが、朝の水と餌換えの後に母がテレビをつけ忘れていると鳴いて知らせてくる。もちろんテレビがつくと黙り、番組は国会中継でなければ特に指定はない。

ずっとテレビから音がしていたりすると小鳥のストレスになってしまうらしいが、シャルの場合は必ずしもそうとは限らないらしい・・・今は籠外活動(放鳥)もたくさんして、テレビ視聴よりも楽しかろう暮らしをしているので、朝テレビをつけ忘れた時以外は、特にテレビ関係の要求はない様子だ。

興味をそそるアニメ

そんなシャルだったが、約半年前から稲生家で視聴しているアニメには興味を持っていた節がある。『薬屋のひとりごと』だ。

『琅琊榜』という中国ドラマに準ずる真剣さで人間たちが観ているためか、視聴中は騒がずおとなしくしてくれている・・・と思っていた。しかし2~3話目を観ていたあたりで、シャルがじっとテレビの方を見ていることに気付いた。しかもわざわざ長時間滞在するには向かない水入れカバーの上にいる。でもそこはテレビが一番よく見える。

『薬屋のひとりごと』は中国の王朝時代をモデルにしているようで、紫禁城のような城や後宮、花街など背景もカラフルで鮮やかな色彩が多い。四原色で世界を見ていると言われるインコ・シャルの好みなのかもしれない。その後もこのアニメを観ている時に、ちらっとシャルの方を見るといつのまにか水入れカバーの上にいた。

なぜそこで鳴く

先日、このアニメは最終回を迎えた。この配信を人間たちが観ていた時、やはりシャルもいつの間にか定位置に来ていた。そしてこの回のハイライトシーンの一つで、主人公が舞をするシーンになった。

すると急にシャルが大きく鋭い声で鳴き出した。興味がないテレビでも、普段人間たちが真剣に観ているならジャマしないのに。舞は観たいし、シャルはうるさいしと交互に見ていたら、舞が終わる頃にやっとシャルの目の位置に鳥籠につけられている殻飛散防止用ネットがあることに気付いた。

ネットをずらしてやったが、見逃して不服だったのかシャルは鳥籠内を移動してしまった。それでもテレビが見える位置だったが。

しかし最後まで見終わって、シャルの希望で籠外活動(=放鳥中)を始めた時に、あえて再度舞のシーンをテレビで流した。すると鳥用アスレチックの奥で遊んでいたシャルが、テレビが見えるところにある餌場まで出て来た。餌を食べに来たようだったが、視界に遮るものはなく、ちゃんとテレビが視界に入る場所だった。

舞のシーンが終わると、ほどなくしてまた鳥用アスレチックの奥に遊びに行った。シャルがテレビに反応した様子だったのは『琅琊榜』以来だ。

今回も偶然だったかもしれないが、シャルのプライドの高い性格も考慮に入れると、可能性は半分くらいだろうか。いつも思うがシャルはどこまで「分かって」いるのだろうか。

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