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インコの足から出血したが、病院にすぐいけなかった我が家における一例
今回は短いですが、備忘録として。
現在私がしぶしぶ同居しているマメルリハ・シャルは、かつて私が一人暮らし中に当時の実家で卵から孵った。
その後の同居に至る経緯について詳しくは上の記事の通り。その少し前で鳥嫌いの私とシャルが、同居を開始する約1ヶ月前に母から少し疲れた声で電話がかかってきた。疲れた声の理由は、前日にシャルがひどい出血を伴う怪我をしたためであった。
それは2017年4月11日のこと。まだ孵化して8ヶ月のシャルは、当時鳥籠は別だが実の両親であるマメルリハたちと一緒に実家に住んでいた。
お子様だったシャルは、仲間の鳥である両親にまじって遊びたがるのだが、親鳥たちは巣立ちした子どもには構わない。むしろ邪魔。
そんなわけで、シャルは足を父親鳥にひどく噛まれて出血をしたのだ。痛みと恐怖で飛んで逃げ回るシャル。母はそんなシャルを捕まえて、足を消毒して止血した。
母から送られた画像では、当時のシャルの体格からすると結構な量の血が、とまり木代わりのハンガーにべったりついていた。
※画像の転載は控えます。
当時の実家がある市内には、鳥専門病院もあったが、決して近くとは言えず、シャルが幼すぎて弱かったので、連れていくのもリスクと判断した母はどうしたか。
母:「どうしたと思う?」
私:「どうしたの?」
母:「紫雲を塗ったの。そうしたら、もう今日は治ってた。」
紫雲とは紫雲膏のことである。母は皮膚科の家の生まれで、その目で火傷をした患者さんの背中が紫雲膏できれいに治ったのを見たという伝説を語ってきた。紫雲膏は人間用の塗布薬である。
塗る漢方薬はインコにも効くらしい。
母だから思いついた応急処置だろう。
以上はあくまで我が家における事例です。
本来はまずは怪我をさせないこと。
それでも怪我してしまったら、
怪我した部位や状況次第では
すぐに病院に連れて行くべき場合もあります。
インコにおける医学的根拠はございません。
そんなことがあったためか、シャルは人間のぱぱ(弟)を見る目で実父を見ることはない。人間のぱぱの画像を見るとシャルの目は優しくなるが、実父の画像は関心のまるでない無の目になる。
シャルは通常、自分に近い色や形をした鳥類には、もう少し関心をもつのだが、実父の画像には一切そんな様子を見せない。自分を痛めつけた存在と関わりたくない、と思うのはマメルリハでも人間でも同じであろう。
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