春陽


新しい環境に身を置く時
どんなに小さなことでも
不安はつきもの。

クラス替え
わくわくと、少しの緊張。
今年もこの季節が来たんだなあと
気付かされる空気感。

仲の良い友達と同じクラスで
ほっと一安心。
その傍ら、
新しいクラスメイトとも交流しなきゃ
という使命感に駆られ…
気を遣って、できるだけ笑顔で、
できるだけ相手が傷つかないように、
波を立てないように。

印象操作第1弾、がんばりました。

そのせいか、
もしくは久しぶりの登校で
単純に疲れたのか
帰宅後、ソファーから動けないという
ナマケモノ状態に🦥

数時間後
彼のお仕事が終わる頃
まだかな、まだかなって
何度もLINEをチェックする自分。


更に数時間後
これは多分残業のやつだ……
おつかれさまだなあ
体調大丈夫かなあ
と思いつつ
早く帰ってこないかなあ
とも思いつつ。


「ごめん、やっと仕事終わった」

                   (!)

文面から伝わる疲労感。
そんな中でも
あまり連絡を返せなかったことを
気にかけていたり
私にもおつかれさまを伝えてくれたり。
(こやつは優しさのかたまりだ……。)

もう少しで彼とお話出来る!

と思った私は
ナマケモノ状態を解除し
ゴミ出しをしてお風呂にも入った。
この人、完全に
私のやる気スイッチである(💡)

その後、おうちに帰りついたようで
電話をかけてきてくれた。


今日あったこと
大変だったこと
嬉しかったこと
そんな些細なことを報告し合う。
ほんとうに、それだけといえば
それだけなのだけれど。

ただ、彼の声を聞くだけで
彼の発する言葉を聞くだけで
涙が出るくらい
安心感に包まれた。
自分でもびっくりするくらいに。

彼という人は
わたしをあたたかく包み込んでくれる
大切な存在なのだと思った。


お互いに泣かせあって
くだらないことで笑いあって
真っ直ぐに愛を確かめあって

そんな日々が
私はとても大好きだ。

あたたかくて、やわらかくて
ひだまりみたいな
まいにち。


いつかもっと近くで
そんな日々を
一緒に過ごせる時まで
がんばってみるよ。


いつもありがとう。

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