符亀の「喰べたもの」 20230319~20230325
今週インプットしたものをまとめるnote、No. 131です。
各書影は「版元ドットコム」様より引用しております。
漫画
「その着せ替え人形は恋をする」(11巻) 福田晋一
![](https://assets.st-note.com/img/1681655960653-m941nqzy4y.png)
高校生かつ雛人形職人の主人公と、彼とは真逆の世界で生きているギャルのヒロインが、コスプレ衣装と「好きを否定しない」ことで繋がるラブコメです。No. 106以来の登場です。
(以降ネタバレ注意)
ヒロインが告白しようとしてし損ねるのはラブコメの王道展開ですが、その理由を「ヒロインが次にコスプレしたいキャラに主人公が魅入られたから」とするのが面白いと思いました。主人公の衣装づくりへのモチベーションに読者も引っ張られるため、告白の失敗による引き延ばされた感が軽減されている気がします。その後も主人公サイドの描写ばかりですが、元々ヒロインがコスプレしたいと挙げたキャラなうえに主人公もその望みをかなえようと働いているので、ヒロインが置いてけぼりになっているという印象も小さいと思います。
他にも見せ場直前の動悸などによる加速や畳み掛けなど、参考になる演出が多かった巻だと思います。
読んでいる漫画の次巻がほぼ出ず、出たやつも行きつけの本屋さんに入荷されずで、インプットが非常に少ない週になってしまいました。まあしれっと積読も増えたんですけども。
一般書籍
あとちょっとで読破できるところまできました。意外といいペース。じゃあいっそ無理してでも読み切れとかは無視で。
Web記事
マジックザギャザリングのデザイナーさんが、自身の反省を語ったポッドキャストの内容をまとめられた記事です。その1は先週紹介しました。
先週と似た内容ですが、最後の「プレイヤーがしたいことをしたら利益があるようにせよ」が一番刺さりました。自分の中で、今プレイヤーの心理を考えることがホットなのかもしれません。
「ゲームメーカーズスクランブル」というイベントで行われた講演のスライドです。
ゲームがつまらないこととはプレイヤーの介入要素がうまく機能していないだとし、その問題点は介入の【前 (予定)・中 (実行)・後 (結果)】に分けて分析すべきであると、考え方のフレームを示してくれています。この3つを同じ「介入」の問題とは考えられていなかったので、勉強になりました。
野球は「相手プレイヤーにタッチされずに所定のコースを一周走りきれたら得点」という鬼ごっこのゲームであり、本質的には球技でないとするnoteです。
私的には「ボールを上手く打つことができたかの判定に鬼ごっこ要素があるので本質的にも球技」という考えですが、そもそもこの論点自体このnoteを読まないと考えていなかったと思いますし、面白く読めました。
イラストAIのプロンプトにおけるトラブルシューティングのようなツイート群です。
個人的には、「勝手に全身タイツを着る、あるいは青肌になる」のが悪堕ち判定だったために「turn evil」を排除して消せたのが面白かったです。他の項目も、何かあったときには有用そうです。
拙作「バックハンダー」が、「The Icarus Club」というタイトルでNew Mill Industriesさんよりリメイクされることが決まりました。わーい。
来年春にキックスターターのプロジェクトが開始される予定ですので、詳細をお待ちください。
Sui Worksさんと合作した新作「RATORO」の情報解禁とバックハンダーのリメイクとが同日に告知され、非常に情報密度の濃い週になりました。その上自分の新作「シリアリアン」のカードまで入稿したので忙しかったですが、生きてるのでOKです。
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