符亀の「喰べたもの」 20220313~20220319

今週インプットしたものをまとめるnote、第七十八回です。

各書影は、「版元ドットコム」様より引用しております。


漫画

」 入江亜季

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「北北西に曇と往け」の作者さんの、短編集です。

面白い作品が多かったですが、やはり一番は最後の「トキの旅」かなと思います。雄大な世界観と、それを裏付ける美麗ながら力強いイラストが素晴らしいです。

ゆえにその世界観の魅力を生む仕組みを「喰べ」たかったのですが、1時間以上考えても結論が出ませんでした。その開示の仕方は、まずキャラの掛け合いで興味を持たせたあとにキャラの目的に絡めて世界観を提示することで説明臭くないようにしている(これは同じく収録されている「多朗と多由良」も同様)のかと思いましたが、肝心の世界観を良くする方法はさっぱりでした。無念。


かぐや様は告らせたい」(25巻) 赤坂アカ

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おなじみのやつ

最終章としてスケールを大きくしながらも、恋愛を軸に据えているのが上手いです。作品らしさを失わず、スケールが大きすぎて何の話かわからなくなることも防ぎつつ、そっちがちょっとぐらい粗くても恋愛部分がしっかりしていれば多少ごまかせます。とは言いつつこの巻は準備の印象が強かったので、次巻でしっかり動いてくれるのを期待しています。


週末にゆっくり作業しつつインプットをする予定が、急に特大かつ急ぎの仕事が叩き込まれたせいでそれどころではなくなってしまいました。「葬送のフリーレン」(7巻)、「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」(9巻)、「それでもしますか、お葬式?」(3巻)と面白かった作品も多かった分、非常に残念です。


一般書籍

今週は一冊は読み終わる予定じゃったのじゃがのう。


Web記事

鉱山こそドミニオンに必要なカードだ

「ドミニオン」において弱いとされがちなカード「鉱山」の、ゲーム的な必要性について述べられたnoteです。

デッキ構築におけるデッキ強化の線形性をうまく保障できないかは、過去作「超超長城」および新作「皇継の書状」でも意識した、長年の課題です。解決策が完全には出ていないものの、その重要性を他の方にも認めていただいているのは今後の励みになります。


令和3年にこそ語る、漫画『遊☆戯☆王』デュエルベストバウト5選

原作「遊☆戯☆王」における名勝負5選を、ランキング形式で紹介されたnoteです。


ゲートルーラー炎上に学ぶ現代カードゲームのプロモーション

上記noteと同作者さんが書かれた、カードゲームプロモーションについてのnoteです。

世界観は、元々私の興味が薄いところだったこともあり当サークルの弱点なのですが、やはりそこを見たい人も多いのだなと再認識しました。精進します。


第6回 ゲートルーラーについて 独裁編(2022年1月~2022年3月19日)

「スタートライン」までの更新、お疲れ様でした。


わかりやすい説明をすると『結論を理解する労力』が『その結論を導き出した労力』と誤解されるときがある

試行錯誤によって導き出した結論をどう説明すべきかについて考察されたnoteです。

以前も述べましたが、この方のnoteは構成が面白いです。このnoteにいたっては、本論部分よりもそれに対するSNS上の反応を紹介しつつコメントするおまけ部分のほうが長くなっています。ですがそのおかげで、多様なバックグラウンドの方からの意見を取り入れた多角的なnoteになっており、説得力が増しています。これができるのはバズっていろんな方が見た&言及したくなったからではありますが、いっそ「他の人からの反応」という体で別の視点からの意見を自分で用意してしまうのも面白いのかもしれません。


『皇継の書状』カード画像まとめ 07~13

宣伝枠です。先週の続きですので余計な説明は省略します。見てね。


ブース位置も発表され、来週ぐらいに印刷物も届きそうで、いよいよゲームマーケットが近づいてきたのを感じます。ゆえに今至急の大仕事が降ってきたのが大変つらいところではありますが、なんとかするしかないのでなんとかします。




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