符亀の「喰べたもの」 20220123~20220129

今週インプットしたものをまとめるnote、第七十一回です。

各書影は、「版元ドットコム」様より引用しております。


漫画

ミューズの真髄」(1巻) 文野紋

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美大に落ちてから凡人として頑張ってきた主人公が、自分に期待できるようになるため、もう一度絵と向き合う物語。

1巻最後の話が予想外の展開で、そして衝撃的で、ぶん殴られました。「伏線」が上手いというか、まさかそういう文脈で再定義されると思っていなかったので、やられました。主人公が第二の人生を歩めるのか、それとも破滅するのかという綱渡り描写を続けて読者が主人公しか見えないようにして死角から飛び出させる爆弾、見事でした。


晴れ晴れ日和」(2巻) 吉村佳

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マドンナOL香田千晴、7歳の義妹にメロメロ。育ての親である祖父を亡くしても「つよいおんな」として生きる義妹ルイと、母親の再婚により彼女と同居することになったOL千晴との物語です。1巻は第三十六回で紹介しました。

こちらも、この巻最後の話が刺さりました。ルイくんの子供らしいかわいい一面を描きながら、過去の追想というテーマにより大人びたキャラを崩壊させていないのが上手いと思います。この作品は毎回見開きのきれいな一枚絵が入るのですが、この最後の話では1ページ分だけ、と思いきやのラストも心を動かされました。じっくり読んでもっと丁寧に味わいたかったですね。修羅場抜けたら読み直します。


今週もいい作品が読めてありがたかったですが、その分析が過去の知見に頼り色眼鏡のかかったものになっている気はします。せっかくインプットしているので、新しい見方を取り入れるようにならないといけませんね。


一般書籍

今週は積読が増えなかったのでヨシ!なお1ページも読めなかった模様。


Web記事

【実践手抜きテク】読み切りマンガ32ページを締め切り前日に完成させる方法

漫画家の方々に労力を省いて短時間で漫画を描くための方法を質問して描かれた、漫画記事です。

扱っている内容はクソなのですが、定期的に冷や水ぶっかけてくるせいで理性は保っている感じになっているのが面白いですね。なっているのか?


被写体として"強い"ポケモンは何か? タイプ別最強ランキング[ポケモンGO]

ポケモンGOのAR機能でいい写真が撮りやすいポケモンを、タイプごとのトップ3形式で紹介したnoteです。

水場で色が浮かないポケモン、過酷な環境でなくてもそれっぽく見えるポケモンなど、タイプごとに選出基準を変えて飽きにくくしているのが上手いです。ポケモンには2つタイプを持つポケモンがいるため両方のランキングに登場するポケモンが出かねないところも、それでカバーできています。各ポケモンのいい写真が載っているため、説得力がすごく見るだけで楽しいのもいい記事です。


MVP(Minimum Viable Product)の意味を理解する。そして、なぜ私はEarliest Testable / Usable / Lovableを好むのか。

筆者が描いたアジャイル開発のあるべき姿についての画像がバズったことを受け、その真意を解説された記事の日本語訳です。

私がテストプレイ用のモックを作る際、「not like this!」な方の作り方をしていることも多いと感じて反省しました。


長かった修羅場も、来週か再来週でようやくひと段落できそうです。次回は反動で無茶苦茶読むのか、それとももう読書筋が衰えているのかはわかりませんが、とりあえず積読は減らしたいですね。



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