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ドイツでの結婚手続き

私たちは付き合い当初からパートナーまたは結婚という話題がでていました。どちらかが急かす感じではなく、なんとなくその話題が出てはいずれねという想いはあるのですが、お互い保証はありません。遠距離恋愛していた頃は毎日ビデオ通話していて、ドイツは深夜、日本は早朝の時間。今思い起こせば、毎日よくやっていたなぁと思います。

2019年8月彼が日本に遊びに来ていたある日、ランチを終えて2人で雨宿り↓をしていた時に彼がふと「僕のアパートに君を招待するから一緒に暮らさない?」と言いだしたことを機に私たちの人生は大きく変わりました。私はこの4ヶ月後に渡独、さらにこの5ヶ月後、私たちは結婚しました。

*補足メモ*
この雨宿りしていた時、他にもたくさん雨宿りしている人たちが周りにいる中での彼の発言。うれしかったと同時に「なぜ今、なぜここで!?」という驚きもありました。KYなドイツ人です。

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さて、本題に入ります。
渡独時、私も彼も正直いつ結婚するかなんて2人とも想像していませんでしたが、念のため日本での書類は準備しておこうということになり、慌てて準備しました。

●日本で準備した書類(日本人配偶者)

・戸籍謄本 2通
 戸籍全部事項証明書(家族全員が記載された証明)
 *1通はAPOSTILLE用、1通はドイツから日本戸籍への手続き用
・婚姻要件具備証明書 1通 *その場で発行してもらえます
 日本国民が日本の法律による婚姻要件を備えている証明
(入手に必要な書類)
 申請書(窓口で入手)、戸籍謄本、身分証明書、印鑑
 *申請書に相手の氏名、生年月日の記入欄(カタカナ)あり
・APOSTILLE(戸籍謄本、婚姻要件具備証明書) それぞれ各1通
 官公署・自治体等の発行公文書に対する外務省の証明
 (入手に必要な書類)*翌日発行、郵送申請あり
 申請書(窓口で入手)、戸籍謄本、婚姻要件具備証明書、身分証明書
 *私は東京外務省の窓口で直接申請、書類は郵送にて受け取り
 *申請時に返信用封筒(レターパックライト)も提出
認証翻訳(戸籍謄本、婚姻具備証明書) それぞれ各1通
 ドイツの公認翻訳士・通訳士によるドイツ語への翻訳
 *APOSTILLEを取得した後で、認証翻訳をすること
 *日本でもドイツでも手続き可能
 *私はツッキー翻訳事務所さんに依頼しました
 ・スピーディーな対応で見積依頼から書類入手まで1週間!
 ・12/8見積依頼→12/9翻訳依頼 by email+郵送→12/14書類受取り
 ・料金は文字数によって異なります(実費18,039円+送料)

私は12月ドイツへノービザで入国し、2月に語学学習ビザを申請し取得、引き続き同ビザを延長申請するつもりでしたが、

 1.日本で準備してきた書類の有効期限が5月末まで
  戸籍謄本・婚姻要件具備証明書(ドイツでは発行日から6ヶ月)
 2.コロナ感染増加で、いつ日本に一時帰国できるかわからない

上記もろもろ等の理由で「だったら結婚しよう、迷う理由は他にないし時期がちょっと早まっただけ」という実にロジカルな流れで事は決まりました。もちろんひざまずいてのプロポーズなんてありません。
ドイツで結婚すると決まれば、次は彼の書類準備。この時すでに4月初旬。彼が管轄のStandesamt(戸籍役場)にメールして問い合わせし、なんとか2週間後に無事予約が取れました。

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●ドイツで準備した書類(ドイツ人配偶者)

・Beglaubigte Abschrift aus dem Geburtenbuch(出生簿謄本) 1通
(離婚歴がある場合)
・Beglaubigter Registerausdruck Eheregister(婚姻届謄本) 1通
 *過去の婚姻・離婚の年月日が記載されています

●予約日(4/20)@Standesamt

準備した書類Meldebestätigung(ドイツでの住民票)、身分証明書(私はパスポート、彼はIDカード)を持参してStandesamtを訪問し書類提出。この時に挙式日時と市庁舎の場所、結婚後の姓をどうするか、式当日の通訳(彼以外のドイツ語が話せる人)、カメラマン希望の有無、Familienbuch購入有無などを決めていきます。

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私たちは書類の有効期限もあって、その期日内で空きのある日を担当者に確認し日程を決めました。ドイツではこの日が結婚記念日となるので、希望日がある場合は前もって手続きすることをオススメします。6ヶ月前から受付可能です。私たちのように約1 ヶ月前の手続きではコロナが関係しているのか、時期の問題なのか、日程の選択肢はほぼない状態でした。通訳は彼が私が通訳(独→英)をしますと申し出ましたが、新郎ではなくドイツ語が話せる別の人を連れてきてくださいと。担当者から期日を指定され、通訳含め次回は3人で再度打ち合わせを行うことになりました。

●再予約日(5/14)@Standesamt

通訳は彼の会社の同僚でもある友人にお願いすることにしました。再予約当日3人でStandesamtを訪問。はじめに友人のIDカード確認。次に、友人は何やら書類を記入し署名していました。その後、当日のスケジュールについて担当者がドイツ語で説明し、友人が英語で通訳するという流れ。最後に婚姻申請手続き書類に全員で署名し、Mitteilung an die Eheschließenden und Terminbestätigung↓を受け取りました。下段に挙式日時、場所、注意事項等が記載されています。これで挙式の手続きが終わり、結婚証明書(ドイツ語、英語)等を含めた費用€162を支払いました。

これで一旦挙式までの結婚手続きは終了です。結婚式については、また別記事に記載します。お疲れさまでした!

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