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【DAY 19】お気に入りの監督の映画 「LOFT ロフト」

DAY 19
a film made by your favourite director.
お気に入りの監督の映画

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「LOFT ロフト」
黒沢清監督
中谷美紀、豊川悦司、西島秀俊、安達祐実

小説家の礼子(中谷美紀)は新作の執筆に行き詰まり、気分転換で郊外の一軒家に引っ越す。ある日、家の裏手に廃屋を発見、その建物は大学の研究施設として利用されているようだ。考古学者の吉岡(豊川悦司)がそこに出入りをしているのを発見し、こっそり建物に侵入すると、そこには1000年前のミイラがいた。


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好きな監督は山ほどいるけれど、これまであまり触れて来なかった人にしよう、と思ったので、黒沢清になった。「動けるんだったらな、最初から動け!」と怒鳴る豊川悦司のシーンが最高である。

しかし、今回、ここから話が完全にずれる。

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以前、マーティン・スコセッシを語る記事で、映画監督を日本のお笑い界に置き換えて考える、ということをした。今回、「お気に入りの監督は」というお題なので、有名な映画監督を、本格的に第7世代までに分類してみた。台頭してきた年代でグループ分けをすると、こじつけかもしれないけれど、確かに相似関係がなくもないなあ、と思う。黒沢清は、第四世代だろうな。

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◆第一世代
(桂文枝、立川談志、コント55号、ザ・ドリフターズ)
演芸ブーム。漫才・コントの基礎が出来上がった。

ジョン・フォード 「駅馬車」(1939)
オーソン・ウェルズ 「市民ケーン」(1941)
ジーン・ケリー 雨に唄えば」(1953)
ビリー・ワイルダー 麗しのサブリナ」(1954)
黒澤明 「羅生門」(1950)

◆第二世代
(ビートたけし、タモリ、明石家さんま、笑福亭鶴瓶、所ジョージ)
漫才ブーム。お笑いの主戦場はテレビになり、芸人はテレビタレントとなった。

アルフレッド・ヒッチコック 「サイコ」(1960)
ジャン=リュック・ゴダール 「勝手にしやがれ」(1960)
スタンリー・キューブリック 「2001年宇宙の旅」(1968)
ロマン・ポランスキー 「ローズマリーの赤ちゃん」(1968)
山田洋次 「男はつらいよ」(1969)

◆第三世代
(ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、とんねるず、ダチョウ倶楽部、B21スペシャル)
漫才ブーム崩壊後、新たな感性を持った若手が革命を起こした。

スティーヴン・スピルバーグ 「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」(1981)
フランシス・フォード・コッポラ 「ゴッドファーザー」(1972)
マーティン・スコセッシ 「タクシードライバー」(1976)
ジョージ・ルーカス 「スター・ウォーズ」(1977)
リドリー・スコット 「ブレードランナー」(1982)
森田芳光 「家族ゲーム」(1983)

◆第四世代
(ナインティナイン、くりぃむしちゅー、ネプチューン、雨上がり決死隊、極楽とんぼ)
めちゃイケ、ボキャブラ世代。総合演出を汲み取った、連帯感のある笑いがつくられた。

クエンティン・タランティーノ 「パルプ・フィクション」(1994)
ジェームズ・キャメロン 「タイタニック」(1997)
デヴィッド・フィンチャー 「セブン」(1995)
コーエン兄弟 「ファーゴ」(1996)
リュック・ベッソン 「レオン」(1994)
岩井俊二 スワロウテイル」(1996)

◆第五世代
(おぎやはぎ、バナナマン、タカアンドトシ、アンタッチャブル、ブラックマヨネーズ)
エンタの神様、オンエアバトル世代。第四世代と違い、オリジナルなネタが求められた。

サム・メンデス 「アメリカン・ビューティ」(1999)
M・ナイト・シャマラン 「シックス・センス」(1999)
イーライ・ロス 「ホステル」(2005)
ポール・トーマス・アンダーソン 「ブギーナイツ」(1997)
ウェス・アンダーソン 「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(2001)
是枝裕和 誰も知らない」(2004)

◆第六世代
(千鳥、オードリー、ナイツ、ロバート、インパルス)
アメトーーーク、水曜日のダウンタウン世代。ひな壇でのエピソードトークをする番組が台頭、どっきりの回顧も進み、人間性が面白い芸人が求められた。

クリストファー・ノーラン 「インセプション」(2010)
J・J・エイブラムス 「スター・トレック」(2009)
エドガー・ライト 「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2004)
ジェームズ・ワン 「ソウ」(2004)
ニコラス・ウィンディング・レフン 「ドライヴ」(2011)
西川美和 「ゆれる」(2006)

◆第七世代
(霜降り明星、EXIT、宮下草彅、四千頭身、ガンバレルーヤ)
デジタルネイティブ世代。

グザヴィエ・ドラン 「Mommy/マミー」(2014)
グレタ・ガーウィグ 「レディ・バード」(2017)
デイミアン・チャゼル 「ラ・ラ・ランド」(2016)

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