きっかけ

私が源さんのことを知ったきっかけは、源さんの8thシングル『SUN』だ。YouTubeのあなたへのおすすめに出てきて、サムネを見た時点ではこんな感じの若い男性アーティストってありふれてるよなという今思えばめちゃくちゃ失礼な感想をもった。あまりにも何度もおすすめに出てくるから動画を開いてみると、明るくてポップで聴いていて楽しい音楽がそこにはあった。基本的に音楽の趣味に偏りのある私は、歌詞を覚えるほど曲を聴くのはそのアーティストのことを好きになってからだった。しかし、そのとき初めて聞いた源さんの音楽が好きになり、星野源という人物がどういう人なのかも知らないうちに口ずさめるほどSUNを聴き込んでいた。当時はおそらく4thアルバム『YELLOW DANCER』のリリース時期で、『時よ』もよくおすすめに出てきたのもあり、この2曲は頻繁に聞いていた。しかし、楽曲が好き→ファンになるというハードルは自分の中では高く、2曲しか知らない状態でファンは名乗れないだろうとなぜかファンになることへのストップをかけていた。


しかし、ファンにならざるを得ない沼落ち確定の出来事が起こる。それは、2016年10月期スタートTBS系火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の放送開始だ。この作品の脚本を手がけるのは、野木亜紀子先生。私は中学時代野木さん脚本のドラマのファンになった。そのきっかけとなったドラマは新垣結衣主演、日本テレビ系『掟上今日子の備忘録』だ。野木さんの書く、丁寧でクスリと笑える、かつ心に残るセリフの重ね方が大好きだった。そして、放送前に野木さんのTwitterでみれた法郎さん、まくるちゃん、塗くんの予告ツイートが大好きで作品のファン、そして野木さんのファンになった。その野木さん脚本のドラマなら面白いに決まっている、しかも主演は掟上今日子の備忘録で主演を務めたガッキー!もしかしたら予告ツイートもしてくれるかもしれない…!そんな100%期待しかしていないドラマが放送されるということにとてもワクワクしていた。だから当時は正直ガッキーの相手役である源さんのことは眼中になく、野木さん×ガッキーにしか目がいってなかった。


そして放送が始まった。見た感想としては、本当に期待通り!最高に面白い!テンポ感も良くて登場人物がみんな魅力的。この人の演技ちょっと…みたいな人が1人もなく、演出も笑いと真面目のバランスがとても良くてのめり込んだ。エンディングの恋ダンスも本当に可愛くて、文句のつけどころがないドラマだと思った。
そして、回を重ねていくごとにまんまと星野源という人物が気になり始めた。劇中ではポーカーフェイスで、かつ愛らしい挙動のする平匡さんだが、役を演じる星野源さんはどういう人なのか気になり調べ始めた。するとマネキンに欲情やら、ラジオでは下ネタばかりやら平匡さんとはかけ離れた情報が沢山出てきた。そしてYouTubeでSUNや時よ以外の楽曲も聴くようになった。直接的な言葉を使わない歌詞が当時の私には新鮮だった。そして、月曜深夜からのオールナイトニッポンも聴いてみようと、触ったこともないラジオを触り聴いてみた。すると、この人は喋りも上手いのか…と新たな魅力に気づくことになった。こうなったらずるずると沼にはまっていくしかなかった。毎週ラジオを聴き、過去の楽曲を聴き、過去の出演作を見て、エッセイを買って…楽しかった。知れば知るほど好きになっていった。


好きになってからもう4年の月日が経つ。この4年間に個人的な出来事としても沢山楽しいこと辛いことあったし、源さんの活動もこの4年でいろんなことがあった。でもこの4年間変わらずずっと好きだし、今この瞬間が好きのピークであり続けている実感がある。変わらず好きでい続けられることが本当に嬉しい。今日1日も大好きだったし、きっと明日も明後日もこれからもずっと好きでい続けられる自信がある。神格化するのは良くないけど、欠点や直して欲しいところが無いって言えるほど本当に素敵な人。知ったきっかけは音楽、好きになったきっかけはお芝居、そして好きでい続けられる理由は源さんの持つ人間性だと思う。とにかく人間性が沼。この人のようになりたいと心から思う。本当に憧れだし尊敬している。応援している人が尊敬できる人って幸せなことだなあ。常に学びを得ているし、源さんをきっかけに知ったことや得たものは沢山ある。好きになれて本当に良かった。


締まりのないただのオタクのひとりごと。

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