NY州司法試験についての情報まとめ

ニューヨーク州司法試験の受験が来年に迫る中、一応情報をまとめておこうと思いました。合格者でもなんでもない私の投稿を読む意味は全く皆無ですので、合格者のブログを適宜探してもらうのが一番いいとは思いますが、完全に自分のためのまとめておこうという趣旨です。

全体の構成

司法試験は、

  • 全州統一試験(UBE)

  • NYLE(ニューヨーク州法の試験)

  • MPRE

で構成されています。MPREとNYLEは割愛して、UBEについてのみ以下では記載します。

UBEは、
エッセイ式が50%(MEE:30%、MPT:20%)(120点+80点)
択一式(MBE)が50%(200点)
です。

合格点は、400点中266点です。

短答(MBE)

4択の問題を200問200点、以下の7科目からランダムに出題されます。3時間100問(10問18分)の2セット。

  • Civil Procedure

  • Constitutional Law

  • Contracts

  • Criminal Law & Procedure

  • Evidence

  • Real Property

  • Torts

論文-MEE

上記7科目に加えて以下のMEEのみの6科目(合計13科目)の中から、6題が出題されます。3時間で6問なので、1問あたり30分という時間配分になります。

  • Agency & Partnerships

  • Corporations & LLC's

  • Conflict of Laws

  • Family Law

  • Secured Transactions

  • Trusts & Estates

論文-MPT

架空の事例、法律、判例をもとに書面を作成する試験です。2問3時間(1問90分)です。読む分量が多く、圧倒的にノンネイティブに不利になりがちな科目といえます。

NY Barの合格率

7月受験のNY barの合格率は以下のとおりで、外国人受験生の合格率は、初回受験に絞っても、2019年から2022年までの間で53%→70%→46%→53%と変動していますが、平均して半分が落ちると思うと怖い試験です。

https://www.nybarexam.org/ExamStats/NYBarExam_AnnualPassRates_2004-2022.pdf

勉強法等に関するブログ

NY州司法試験についてまとめてあるブログをあとで見れるように勝手にまとめてみました。

2022年受験

2021年受験

2019年受験

2018年受験

2016年受験

今のところの方向性

予備校の加入
先輩から、必要な教材だけ買えば十分であり、入る必要は感じなかったと聞きました。卒業までに自分で少しずつ進めつつ、卒業時点で判断しようと決めました。
MBE対策
MBE科目は日本人ノートを使うことにしました。来年の春先くらいから、日本人ノートを読み始めようかな、という感じです。アウトプットはEmanuelの過去問を解き終わったら、AdaptiBarを追加でやるようなイメージでいますが、実際の着手は卒業後を想定しています。
MEE対策
ロースクールの授業でMEE科目を取っているので(Wills & Trust)、SmartBarPrepのSmart Sheetsの2022年版のStandard124ドルを購入して、ちょっと参考にしようと思っています。HighとMiddleとLowに分かれていて、Lowは捨てるという選択肢はありえるようですが、このあたりは、もっと先に決めようかなと思っています。アウトプットは、BarbriのMEE testingを購入して進めようかと思っていますが、これまた卒業後に着手する予定です。
MPT対策
Barbri MPT Workbookがアウトプットによいと聞いたので、こちらも卒業後に着手しようかと思っています。

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