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冬のパリ1週間

突然、冬の季節に1週間休みが取れると言うことになったら、どこに行きますか。北半球は季節柄アウトドアー・海辺系は無理だし、quoraでパリは冬もいい、と誰かがアドバイスを書いていたし、美術館巡りができるような都市がいいね、ということになり、ずっと行きたかった人生初パリに行くことにしました。まずは飛行機Easyjetのチケットをとる。CDG行き(あとで、パリにはマイナーだけどOrlyもあるので、Orlyで調べてみてもよかったということを知る)。

パリのホテル

パリのホテル。値段には朝食が含まれていないところが多い。真冬のオフシーズンだと言うのに、高くて、しかも予約をしたい日にちでうまく行くところが少なく、苦労しました。いつも通り、選ぶ基準、優先順位は①立地が抜群なところ、②大手チェーンでなくパリらしさを感じられるところ。豪華さは求めない(だいたい3つ星ホテルが当てはまる)。2名1部屋で2019年現時点で上限120ユーロで設定しました。

候補に上がったのが

Hotel Chopin ー 立地がいまいち、日にちが合わない

Hotel Tiquetonne ー閉店中?

Hotel Vivienne ー 日にちが合わない

検索していると上記のカテゴリーでは結構ここトレンド流行りなのかホステルがヒットすることが多かったのです。ホステルなのにdouble roomの個室を選ぶと140ユーロとか高いところもある、ホステルなのにこの値段ということは、ちょっとクールと勝手に想像し始める。でも予算の関係上、最終的には迷いに迷いホステルMije Fourcyをチョイスしました。後述しますが、これが大失敗。ホステル系では以下ヒットしました。

Generator Hostel 

Les Piaules Hostel 

The Loft

Mije Fourcy ーチョイス、大失敗。

Mama Shlter

Yooma urban lodge ー ホステルでなく、ロッジ

続いて他も列挙します。

Citizen M Gare de Lyon ー 日にちによってはいい感じの値段だったのだけど、大きすぎてビジネスライクで好きじゃないなあと却下

Hotel Port Royal ー 現在閉店中?

Hotel Diana ー Webが故障中

Familia Hotel ーなんとなくロマンチックじゃないかな

Hotel Atmospheres ー4つ星、予算オーバー

Hotel Grandes Ecoles ー 予算オーバー。もし予算があればここにしたかったかな。

Hotel Andre Latin ー 3つ星、予算ちょいオーバーの124ユーロ

Hotel Darcet ー 2つ星

Hotel BASSS ー 3つ星, 予算内。パリ中心でなくモンマルトルにあるので、どうしようかと迷った挙句、ここに決めました。大正解。後述。

Hotel la Manifacture ー 3つ星、予算オーバー、立地いまいち

Hotel de la Herse d'or ー3つ星、予算内、でもtrip advisorの評価が悪いのが多くて気になったので却下

Hotel Henriette - ブティックホテル。日にちのよってはいい値段の日もあったのだけど、立地もいまいちで、今回見送り

3つ星ホテルはHotel le Clement, Hotel Du Dragon, Hotel Perreyve, Hotel Jeanne d'Arcなどなどたくさんヒットするのですが、結論としてはオフシーズンでも上限120ユーロでは予算オーバーでした。つまりパリは(当然かもましれませんね)それなりのクオリティを求めると、1部屋ふたりオフシーズンで150ユーロくらいが目安になってくるでしょうか。観光シーズンピークだったら200ユーロが下限かな、やっぱり高いですね。

Hostel Mije Fourcyですが、立地で選びました。確かにセーヌ川Pont Marieの近く、歩いてどこにでも行けそうないい場所でしたが、予想よりも、暖かみがなくがっかりしました。サービスなく、部屋にはタオルなし、コンセントなし、朝食付きといっても窓ない地下でパンは一人一個までとか書かれている張り紙に冷え冷えとし、wifiも部屋まで届かず、困りました。旅行は年に数回しますが、こんなに何にもなかったのは初めてです。

Hotel BASSSは立地がモンマルトル。パリ中心地ではなく、以前はパリ郊外の’村’の存在。例えばルーブルまで歩いていくと30ー40分くらいはかかりそう。初めてのパリで、いつも立地を優先にしているので、やめようかと思いましたが、モンマルトル村そのものを楽しむのも一つの手かと思い、チョイス。正解でした。もちろんアメリ効果もあり。

よかったのはモンマルトルそのものが坂道の素敵な場所であること。パリの忙しい雰囲気と違い、どこかほっこりしているところ。メトロまで近いこと。美味しいパン屋さんやカフェ・レストラン・軽食・コンビニ系など思っていたよりも豊富なこと(Le Grenier à Pain、Le Pain Quotidien、Coquelicot、La Porteña Empanada、Trattoria Robertaなど行ってきました)、意外とパリまで歩いて行けること。メトロ・RERは1週間乗り放題の「ナヴィゴ NAVIGO」を買えばどんどんサクッとモンマルトルから行けちゃうこと。ホテルのひとがとても優しかったこと。朝ごはんが美味しかったこと。部屋には必要なものが全て揃っていたこと(今回はこの当たり前が特別嬉しかった!)、斜め向かいにコインランドリーがあってHostel Mije Fourcyで購入せざる負えなかった大きな使用済みのバスタオルもしっかり洗って乾かして、無駄にはならなかったこと。パリには住みたいと思わなかったけど、モンマルトルには住みたいと言う感じでした。


パリのカフェ

パリのカフェと言うだけでワクワクするほど、最強。以下ピックアップ。

Bertillon ice cream (blood orange, Chocolat noir, Caramel sal)ーすごく行きたかったのですが、冬なのでパス

Shakespeare and Co 本屋さんとカフェ

La Cafeotheque 52 L’hotel de ville ーコーヒー好きのためのコーヒーを飲むための。

Aux Deux Canelés, 72 Rue de la Verrerie  ーカヌレ専門店。チーズカヌレとか変化球。

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ああ、カヌレ好きすぎる。外カリ中ムニュの食感。甘すぎず、カラメルぽく、ふんわりとバニラのいい香り。

Cafe de la Paye, 5 Place de l’Opéra 有名なオペラ座の横のカフェ、渋谷文化村に支店あるよね?

Cafe Honor 54 Rue du Faubourg Saint-Honoré

Cafe Mericourt 22 Folie Mericourt ーShakshukaと言う中近東系トマト+卵朝ごはんを食べるならここ。すっかり気に入ってしまい、うちに帰ってからもShakshukaは作っています。定番化したShakshukaの写真。

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Cafe Lomi 3 ter Rue Marcadet 前述Cafe Mericourtにもコーヒー豆を届けている自家焙煎コーヒー店

Jean Paul Heavier ーチョコ味のマカロンショコラmacaron chocolatを一度食べなきゃ

Bakery du pain et des Idées

Breizh cafe, Galette, 109 rue Vieille du Tempe ーフランス北のクレープ(ガレット)

Cafe Verlet 256 St Honore ー美しすぎる。ため息、**必須

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Cafe de Flore, 172 Boulevard Saint-Germainーオムレツとシャンパンを頼むのがパリ流

Cafe Les Deux Magots 6 Place Saint-Germain des Présー Cafe de Floreのとなり。東京にも支店があるよね。

The Hardware Société Paris 10 Rue Lamarck briocheーブリオッシュ


パリで美味しいもの

お肉は食べないので、お肉以外に焦点を当てています。

Le Escargot Montorgueil ーエスカルゴの老舗。

Procope, 3 rue de l’ancienne comédie ーパリで最古のカフェ。カフェというよりレストラン

Huitrerie Regis Oyster bar, 3 Rue de Montfaucon ーパリ民はオイスターが好きですね

L’ecume Saint Honore ーオイスターといえばここも有名。ちょっと寄って食べるという手軽さがおしゃれ

Artisan de la Truffle ー トリュフ専門店

Bouillon Chartire, 7 Rue du Faubourg Montmartre  ー大衆食堂。安い!いつも行列ができているそうですが並んでいる間に暖かいワイン(グリューワイン1ユーロ)をいただきながら並ぶのが乙。**おすすめ、必須、夫のお気に入りになりました。男の人、好きかも。

Clamato, 80 rue de Charonne ーbib gourmandというリーズナブルな値段のお店がもらえるミシュラン掲載店。海鮮系。Septimeという高級店の姉妹店。

Bistro Paul Bert, 18 Rue Paul Bert ー友人からの口コミ

Miznon, 22 rue des Ecouttes ーカリフラワーとJewish pita sandを食べるべし、安い!

Le Pascade, 14 rue Dannou ーここもbib gourmand。

Les du Falafel, 32 rue des Rosiers ーファラフェルサンドが激ウマ。安い。**おすすめ、必須

Les Resistants 26ユーロ土曜限定ブランチ, 16-18 rue du Chateau d’Eauーle petit journal というブログをみて予約し行ってきたのですが、最高!旅のハイライトになりました ***おすすめ、以下写真

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ブリオッシュ。今まで食べた中で一番美味しい(トマトのジャム付き)。トマトのジャム、初めて食べた!

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美術館・建築物

美術館・建築物では1週間ではとてもとても見切れない奥の深いパリですが、万人一致で、ルーブル美術館、オランジェリー美術館は圧巻ですね。オルセーでは印象派の有名な絵に圧倒されました。

ルーブルではミロのヴィーナス、ナイキ(ニケ)の勝利の女神、そしてギリシャの女神アルテミスの3点は古代ギリシャの究極の美を全身で感じられるのでお見逃しなく。どこまでもどこまでも理想の美を求めると、美=強さのようにも、そしてここまで完璧だと神々しい。いや、神なんですが、神でなくてはならない必然性を感じます。美しいと目を奪われる、ずっと見ていたいと思うものなのですね。

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写真はアルテミス。ゼウスの子でアポロとの双子、狩猟の神で、男を寄せ付けません。女らしさではない美しさなのです。かっこいい。

他にもギリシャ神話にちなんだ有名な絵画に見とれました。絵画鑑賞は宗教画以外に神話系から楽しむのは良い手だと思います。頭の中で想像しているエロスErosとサイキPsycheがこういう風に描かれるのかという衝撃!日本語でアモルにプシュケというカタカナ訳にもちょっとびっくりですが。ルーブルのhttps://www.louvre.fr/jp/ プシュケとアモルのページもご参考に。

モナリザは写真では伝えられない、バックグラウンドのグラデーションが印象的でした。

宗教画では私はいつもAnnuciation(受胎告知)を楽しみにしています。ダヴィンチのバージョンが’有名ですが(ルーブルでなく、ウフィツィにありますが)。

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ガブリエル突然やってきて、Virgin Mary(メアリー)にあなたのお腹に神の子が授かりましたよと告げるドラマチックな構成や、驚く美しいメアリーの表情やガブリエルの手の形など、画家それぞれの個性が出て比べるのが楽しいです。

何回もパリに行ってる友人から

がいいよ、って教えてもらいました。

ただ後半、フランス人の有名なストライキに巻き込まれ、散々な目に合いました。右往左往する私たち、フランス人は不親切。パリ症候群にかかったかも。初日、CDGからSt-Michel Notre-Dame駅に着き、セーヌ川ほとり地上に出たはじめに目に飛び込んできたNotre-Dameは感動的だったけど(オルセー美術館で見た絵がまさにこんな色味でした)。セーヌ川一帯こんなに豪華、こんなに現実離れしている美しさだとは想像以上でした。

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メトロに乗っているとロンドンとかより国際都市だなあとひしひし感じる人種のるつぼでした。ブラック系多いです。移民系ではフランス映画、最強の二人(原題: Intouchables)によく現れてますね。行く前に2回目、アメリを見て気分を盛り上げていきました。

いつもありがとうございます。このnoteまだまだ続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。