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乳がんのホルモン療法と闘病記~希望とともに乗り越える~

今回の記事は大変プライベートな内容ではありますが、思いきって書いてみることにしました。
乳がんは、女性にとって非常に恐ろしい病気ですが、放射線治療や抗がん剤、ホルモン療法を受けることで治療効果を上げることができます。私は2023年現在乳がんのホルモン療法を受けております。その闘病記を通じて希望に満ちた体験談をお伝えします。また、更年期様症状に悩まされている方にも参考になる情報を提供します。
ぜひ、あなたの希望と共に乳がんのホルモン療法を乗り越えるためのヒントを見つけてください。

乳がんとは何か、ホルモン療法の概要
乳がんは、乳房にできる悪性腫瘍であり、女性にとって最も一般的ながんの一つです。ホルモン療法とは、乳がんの治療において使用されるホルモンの働きを抑制する治療法です。この治療法は、乳がんのエストロゲン受容体陽性(ER陽性)とプロゲステロン受容体陽性(PR陽性)のケースにおいて効果があらわれます。

私の乳がんの診断とホルモン療法の選択
私は43歳の時、健康診断で乳がんが見つかりました。40歳を過ぎてから毎年12月にマンモグラフィ検査を受けていましたが、42歳の時に受けた検査で「乳房に石灰化が見られる」と告げられました。乳房には小さなカルシウムの沈着が生じることがあり、それを石灰化と呼ぶそうです。多くは良性であり放置しても問題はないとのことで、その時にはそれ以上精密検査は受けませんでした。実際、ほとんどの場合は良性なのだそうです。しかし私の場合は、その一年後に受けたマンモグラフィ検査で、乳房に悪性腫瘍が見つかったのです。初めはショックでしたが、専門医との相談の結果、乳房温存手術、放射線治療を25回、その後は5年ないし10年間のホルモン療法を受けることを選択しました。標準治療と呼ばれるものです。ホルモン療法は、手術や放射線療法と併用されることが多く、治療効果が高いと言われています。

ホルモン療法を受ける上での注意点と副作用
ホルモン療法を受ける上で、私はいくつかの注意点を守る必要がありました。例えば、薬の飲み忘れや定期的な検診の受け漏れは避けなければなりません。また、副作用も少なからずあります。私はホットフラッシュや関節痛、気分の低下などの副作用に悩まされていましたが、医師とのコミュニケーションを大切にし、気分転換の方法を見つけたりさまざまなアイテムを使用することで、それらの副作用を軽減する方法を見つけることができました。

闘病中の辛いことと乗り越えるきっかけ
闘病中、私は時折悲しみや絶望感に襲われることがありました。しかし、心の中に強い希望を持つことで、その辛さを乗り越えることができました。家族(両親)や友人の支えも大きかったです。闘病中の辛いことを乗り越えるためには、自分にとっての「希望の光」を見つけることが重要です。最近では「推し活」によって心の癒しや日々の楽しみを感じたりしています。夢中になれる何かがあることで精神的な安定を得ることができました。

希望を持って闘病することの大切さ
乳がんのホルモン療法は、確かな効果が期待できる治療法です。しかし、ホルモン療法を受けながらも希望を失わずに闘病することが大切です。希望を持つことで、闘病を乗り越える力が生まれます。私は「明日はきっといい日になる」という言葉を心の支えにしています。

更年期様症状と乳がんの関係
更年期様症状は、ホルモンの変動によって引き起こされるものであり、乳がんのホルモン療法を受ける方にとっても悩ましい問題です。ホルモンの変動に伴って、ホットフラッシュや悪寒、イライラなどの症状が現れます。私は更年期様症状にも悩まされました。まだ全てを克服できていませんが(現在進行形ですが)中でも一番つらいのはホットフラッシュと関節痛、気分の落ち込みやイライラです。朝から疲れており起きられない。何もする気が起きない。目が覚めると、頭からシャワーを浴びたかのように汗をかいていて、頭の中がカッカと熱くなり、常に微熱があるような感じがします。首から下は冷えているのに頭だけが熱いのです。あまりにも熱いのでぼーっとしてしまい、集中力が必要な仕事の時は苦労しました。熱を覚ますために、おでこにジェル状の冷却シートを貼ってみたりもしましたが、3分も経たないうちにぬるくなりました。11月に入り外気が寒くなってからも、うなじやおでこに冷却シートを貼って出かけるほどでした。個人差があるようですし、副作用としての症状はある程度経てば治まるようですが、症状がひどい時は本当に辛く、自分が自分でないような気さえしました。が、ホルモン療法を克服するための具体的な方法を見つけることで、悩みを軽減することができました。

ホルモン療法克服に向けた具体的な方法
ホルモン療法の副作用に悩まされることもありますが、私はいくつかの具体的な方法を見つけました。例えば、適度な運動やバランスの取れた食事、十分な休息を取ること、音楽や映画鑑賞や手芸などの趣味に没頭したり自分に合った気分転換の方法を見つけることです。また、医師や看護師とのコミュニケーションも不可欠です。気分の落ち込みに関してはメンタルクリニックのカウンセリングを利用したこともありました。信頼のおける医療スタッフに相談することで、ホルモン療法をより快適に受けることができます。
また、がんサバイバー向けの運動支援センターを利用して運動指導を受けていた時期もありました(コロナ禍だったこともあり当時は特別にオンラインでの受講が可能でした)。乳がんの術後のリンパ浮腫を予防するためのセルフケアの一つが運動です。がん専門の運動指導士の指導の元で行う運動は無理なく行うことができましたし、安静にしているよりも動くほうが心身ともに調子も良くなり、多くの効果を感じました。YouTubeにも運動のコツや体の動かし方などをレクチャーした動画がありますので、視聴してみてください。簡単なエクササイズから始めてみたり、少しずつ体を動かすことから始められることをお勧めします。

乳がん早期発見の重要性と予防法
乳がんは早期発見が治療成功の鍵です。定期的な乳房検査やマンモグラフィを受けることで、早期に乳がんを発見することができます。また、健康的な生活習慣を維持することも予防につながります。食生活の改善や喫煙の禁止、適度な運動など、簡単な予防法から始めてみましょう。

【まとめ】
乳がんのホルモン療法は治療効果が期待できるが、副作用にも注意が必要です。しかし、ホルモン療法を受けながらも希望を持つことが大切です。更年期様症状と乳がんの関係や、ホルモン療法克服のための具体的な方法も知ることで、より良い治療結果を得ることができます。乳がん早期発見のためにも定期的な検診が必要です。あなたの希望とともに乳がんのホルモン療法を乗り越えましょう。私も頑張ります!

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