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いにしえのプログラミング 2 英語学習

(続き)当時は、業務用はCOBOL、個人用や趣味はBasicという言語でした。私はBasicが好きになれませんでした。Basicの文法は、いきなり命令文を書き出すのです。このほうが初心者にやさしく、メモリを消費しないからでしょう。また、Go To命令を多用するのも好きになれませんでした。それでも当時は大人気の言語でした。PythonにはGo To命令はありませんが、PythonとBasicは似ていると思います。プログラミングというからには、最初にプログラム名、作者名を書いて、入力デバイスと出力デバイスを定義して、さらにメモリの確保、つまり変数の定義をしてから、命令文を書き出すのが筋だと思っていました。これがCOBOLです。当時のコンピューターは日立製作所のHI-TACという汎用コンピューターでした。これはIBM互換機でした。問題は、エラーメッセージまで英語でした。こんなところまで互換性を保たなくてもいいのになあと思いましたが、英和辞典が必須でした。お陰で、プログラミング上達の前に英語が上達しました。当時は、漢字COBOLは登場していなかったと思います。つまり、どっぷりと英語漬けの日々でした。まるで、どこかの英会話スクールのようでした。(続く)

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