New Zealand ひとり旅3日目

2日目バランスの悪い寝落ちをしたせいで
ほとんど寝れずにツアーへ出た為、
帰宅後例のごとくそのまま寝落ち。

朝までぐっすりでしたので、
更新がお昼になりました。

Macを持ち出して、カフェで作業をしていたので
そのまま初めてパソコンで書いています。笑

昨日は、朝7時過ぎに宿を出発して
ロードオブサリングとホビットのロケ地、
ホビット村と、ラピュタの飛行石のモデルになった 土ボタル を見に行くツアーに参加しました。

実は、ロードオブザリングはちらっとしか見たことがありません。笑

行きのバスでは、
日本語のナレーションが流れる機会を渡され
うとうとしながら流し聞き。

ニュージーランドの先住民族は、マオリ族。
そのナレーションは、マオリ族が住み着く前の、
妖精が住んでいた頃からのお話でした。(実話・・・?)

一つ一つの地名や、山の名前に意味があって、
その由来についての物語でした。

あの山が海沿いにあるのは、
山が恋に破れて妖精の魔法で、海に逃げようとしたらだ。とか
んなアホな、、と思いながら感心していました(笑)

魔法は夜のうちしか使えなくて、
その山を海まで引っ張ってる途中で日が昇ってしまって、そこから動けなくなったらしい。

その後、今から1000年前にマオリ族が住むようになって
1760年以降、イギリス人が来るようになり
問題が勃発するので、その80年後
条約を結び植民地となりました。

しかしマオリ族にとってはよくない条約だったみたいでマオリ戦争が起き、
話は第二次世界大戦まで続いていった気がします。(寝てもたごめん)

ホビット村に到着する前、
お土産屋さんに立ち寄りました。

目の前は羊でいっぱいです。

ホビット村は実は私有地で
Alexandrosさんの牧場にあります。
牧場の大きさは東京ドーム100個分で、
ホビット村は東京ドーム1つ分の敷地を使わせてもらってるらしい。

そしてそこから10分で、到着。

なんせ映画を見ていないので、
誰々が、とかどのシーンの、とか
言われてもわからないんですが
映画の製作過程に興味があるので、
裏話がとても楽しかった。

一番最初にあるおうちはここ。
小さくて可愛かった。

実は、ロードオブザリング撮影当初は、
撮影が終わったら全部撤去する予定で(私有地なので)作られたため
全て、発泡スチロールなどの簡単な素材で、
表面だけのセットだったらしいです。

それが映画が公開された後、
ここから見える山がきっかけで、住んでる人たちが「俺たちの山だ!」って場所がバレたんですって。

それからファンが押しかけるようになったらしい。
その頃にはもう半分以上撤去してしまっていたにも関わらず「それでもいいから見せてくれ!」って。

そんなこともあって、期間限定で
ロケ地ツアーをすることにしたらしい。
第二作、第三作が決まり
建物をしっかり作り込み、撮影し、公開し、
いよいよ取り壊そうとしている頃にホビットの映画化が決定して、
Alexandrosさんがもうずっと残るようにしていいよって言ってくれたらしい。

なので、映画を見てるだけでは気づかないけど
実際は第1話と第3話じゃ全然違う材質でできてるんやって。

撮影が終わった今も、
まだ本当にホビットが住んでるかのように
10人くらいのチームを組んで、手入れし続けてる。

ここにあるものは全て本当に使えるものだったり
本物の野菜を育てていたり

晴れの日は洗濯ものを欲していたり(ホビットサイズ)
季節ごとに花を咲かせたり。優しい世界でした。

そんな愛のある管理のおかげか、
たくさんの鳥たちが遊んでいました。
ニュージーランドには黒鳥がいるんだって。
白鳥に黒鳥がいるなんて知らなかった。
珍しいみたいですが、鴨もたくさんいました。
お尻を振りながらいそいそと走っていく姿はめちゃくちゃ可愛かったです。

大きな人の撮影は、小さな家の前で。
小さな人の撮影は、大きな家の前で。

あんなに最新技術を詰め込んだ作品でも、
撮影方法は超アナログでした。
ちなみに、大きな人と小さな人が話すときは
3m離れて話したそうです。

家の中は少し奥行きがあるくらいで
ほとんど掃除用具入れとかになってるらしいです。

撮影では、家の外での撮影はここでして、
家の中のシーンはウェリントンにある
スタジオで撮影したらしいです。
(ウェリントンまで車で4.5時間)

余談ですが、ロードオブザリングの
ロケ地はニュージーランド内に150ヶ所あるらしいです。。狭いのにすげぇ。

100%ニュージーランド産の映画。
帰ったら見よう。

日本人ガイドの方がたくさん写真を撮ってくれました(笑)

約50戸あるホビットのお家を回って、最後は
ビルボの101歳の誕生日をお祝いしたパーティーツリーです。

因みにこの木は松の木らしくて
ニュージーランドには本当にたくさんの
日本が宿っているなぁと嬉しかった。

日本の松は、下の方の木は切ってしまうらしく
ここの松は全く手入れされてないので
こんな形になっているらしい。

日本人の私も知らなかった、松の本当の姿。

この木があったから、
ロケ地がここになったらしいです。
第一条件が、1本大きな木があること。
第二は近くに池か湖があること。
そして、家の上に木がはえてること。

だったそうですが、
さすがに家の上に木はないので
その部分だけは、別の場所の木を切ってきて、
差し込んだらしいです。
葉っぱも全部作ったって。20万枚。

映画を見ただけじゃわからない努力が、
ここにはたくさんあって
そういう努力が上質な作品につながっているんだよなぁっと再確認。

ひとしきり見終わったら、ホビット行きつけの
パブ「グリーンドラゴン」でランチでした。

グリーンドラゴンではアップルサイダーを
飲んで昼からほろ酔い(笑)


そして、そこからまた1時間半ほどバスで移動して、ワイトも洞窟へ。

洞窟までは軽めのハイキングでした。

洞窟の中は最後まで撮影禁止。
なので、パンフレットやネットの写真を使います。笑

発見は1887年。
それまではマオリ族も存在は知っていたが、
神様がいるんじゃないかって中を調べなかったらしい。

そんな中、
イギリス人の調査員が行ってみよう!と言い出しマオリ首長と2人で入って、
土ボタルを見つけたらしい。

その2年後には、
ツアーが開始されたらしい。早いな。
もちろん当時は、ヘルメットして、
ロープで上り下りするようなサバイバルなツアーですが。

今はしっかり歩道もあって、階段もあって、
よく土ボタルを守りながら
ここまで進展させれたなぁってぐらいには
綺麗に進化しつつ、綺麗に守られておりました。

土ボタルだけではなく、
3千万年の年月をかけて成長してきた
鍾乳洞としての見どころもたっぷりでした。

一つの層で100年ぐらい、、と思うとすごかった。
つららから滴り落ちた水滴が
積み重なってできるのが石筍というらしく、
それが家族に見えたり、鍾乳石がNZの鳥kiwiに見えたり。
広いところではパイプオルガンに見える場所があって、そこではクリスマスのみコンサートが行われるらしい。

どこの国の人も、自分の国の何かに
例えるのがうまいなぁと思いながらも
それが自然にできたものでこんなに人を
楽しませていることにすごく感動しました。

そして、船乗り場でボートに乗ってスタート。
もうすごいです。満天の星空のように、ぎっしりと青く光る土ボタル。
めちゃめちゃ幻想的でした。何時間でも見ていたかった。

(ネットから拝借)

外に出たら撮っていいよと言われたので
この1枚だけ綺麗に撮れました(笑)

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