読了:成功への情熱
読了:成功への情熱
稲盛和夫 (著)
【概要】
「人間とは何か」「人生とはいかにあるべきか」「人間として何が正しいのか」……
人間としての本質は、洋の東西を問わず同じはずであると考える著者。
本書は、京セラが1990年に買収したアメリカの電子部品メーカーAVX社の幹部との
勉強会をペースに、著者の経営哲学を平易に語ったもの。
当初は、著者の考えに否定的だったアメリカ人たちだが、
やがて著者の経営哲学を理解し、経営に活かすようになる。
その結果、AVX社の業績は飛躍的に伸び、95年にはニューヨーク株式市場に再上場を果たす。
すなわち、「人間として正しいことを追求すれば、人間は自ずと成功する」
という著者の哲学がアメリカでも実証されたのである。
【所感】
課題図書に設定したので、かなり久しぶりに自分自身も読み直しました。
大きく感じたことは2つで
1つは、本書で述べられていることは当社の価値観の根底に流れているもの通じる部分が多いということ。
もう一つは、昔読んだときと感じ方が違うというか、歳を重ねて改めて理解あるいは共感できる部分ができたという印象でした。
人生の結果=考え方✕熱意✕能力 PASSION
足し算ではなく、掛け算なのがポイントでどれかが0だと全部0になってしまいます。
0どころか、この数式のなかで「熱意」と「能力」はプラスなのですが、
「考え方」はプラスからマイナスまであるということで、
どんなに熱意や能力があっても、考え方、つまり方向性によっては大きなマイナスになってしまう。
なので、考え方が大事。
だから、人間性を磨けと稲盛さんは言っています。
「安易な生き方は、はじめは気楽で楽しいかもしれませんが、結局それでは満足できず、みんなもっと高いレベルの目的を求めるようになるはずです」
若くてもっと捻くれてたときにあまり響かなかったことが、この年齢で染みるようになりました。
成功する人とそうでない人の差は忍耐力と粘り強さ
・限界を自分で設定すると成功できない
・地味な仕事にも真剣に取り組む
・自分自身でコントロール可能な自分を変える
・決して希望を失わない
リーダーの一挙手一投足を、部下が見ていることを忘れてはなりません。
特にここの部分を忘れずに取り組んでいこうと思いました。
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