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読了:いまあなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ。

読了:いまあなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ。
岸良裕司 (著)

【概要】
正解のない世の中を生き抜く一生モノの武器が手に入る! プライベートも仕事の悩みもスッキリ解決。読んで学ぶだけでなく、スマホをかざすとわかりやすい動画解説も楽しめる贅沢な問題解決の教科書です。
世界で1000万人が読んだベストセラー『ザ・ゴール』の著者エリヤフ・ゴールドラット博士の愛弟子である著者が、自身の最大の学びとなった問題解決の極意「問いの力」の全貌を公開します。

【所感】
誰もがよく知る「アリとキリギリス」の例から話は始まります。
この話の教訓は一般的には
冬は食料が取れないのだから、予めそれに備えては計画と行動しなければいけない
とかそんなことなると思います。

でもそれは
A(行動)かつB(前提)ならばC(結果)となる

A:夏の間遊ぶ
B:冬は食べ物が採れない
C:冬になると食べ物がない

変えられるのはA(行動)だけではない。
B(前提)という既成概念を変えたらブレークスルーが産まれる。
⇒覆すべき全体は何か

■問題を正確に定義する3つの問い
・「望ましくない現象何か」⇒現状聞く

・「望ましい現象は何か」⇒目標を聞く

・「このギャップが問題ですね」⇒問題を定義する

目標を達成しないと良い解決策ではない。
⇒良い解決策:目標達成&重大な副作用なし

問いには「良い問い」と「悪い問い」がある

「それをやるとどういうメリットがありそうですか?」
⇒将来に良いことを期待する気持ち=希望を生む力のある問い

「なぜうまくいかなかったんだろう?」
⇒「悪い問い」の典型
・目標を明確にしていない
・この質問答えが見つかっても解決できるとは限らない
・過去は変えられない

良い質問
「どういう状態になったらいんだろう?」
変えられる未来の扉を開くことを可能にする。

たしかに、
「なぜうまくいかなかったんだろう?」
という質問は自分にもメンバーにもついやってしまいがち。
気を付けたい。

■特に響いた部分
1、人は失敗を楽しむようにできている
⇒簡単にクリアできるゲームはつまらない。ゲームでは思ったようにいかない失敗から学ぶことを楽しんでいる

2、現状より高い目標を掲げなければ問題は生まれない。
⇒問題とは理想と現実のギャップ

3、「なぜ?」の繰り返すと人は言い訳を始める。
⇒「どういう状態になったらいいんだろう?」と問う

4、簡単に答えを教えない
⇒自分で考える機会を奪わない。
※<60秒黙る>
目標は何か?
達成するためにどうしたらいいか?
何か助けられることはないか?
<60秒黙る>
現場を一番よく知る現場が自分の頭を使って問題解決を考える

「良い問い」に始まる60秒黙ることが人を育てる。
相手に考える時間を与えることが大切

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