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読了:最高のコーチは教えない

読了:最高のコーチは教えない
吉井理人 (著)

【概要】
ビジネスに役立つ 超一流コーチング
どうすれば相手のモチベーションを高め、能力を引き出し、高い成果を挙げることができるのか。メンバーを成長させることができるのか。
.この本では、個人の能力を最大限に引き出し、高い成果を挙げる方法を紹介する。
その方法は、「教える」のではなく、自分の頭で考えさせるように質問し、コミュニケーションをとる「コーチング」という技術だ。

【所感】
野球を知らない自分でも名前の分かる大谷翔平やダルビッシュを育てた名コーチによる書籍。

コーチングの基本は相手にある。
強制的に指導してもモチーベーションは上がらない。
信頼関係が大事。

コーチングの指導には2種類あり
1、指導行動:技術面
2、育成行動:メンタルや目標設定

とはいえ、相手のレベルによってやり方を変える必要がある。
新人:技術中心、ティーチングに寄る
若手:技術+モチベーションケア
中堅:プライドを損ねないように心構え
ベテラン:ただ見ているだけ。パートナー的に寄り添う

これは守破離にも通じる部分だと感じました。

それぞれに相手に合わせてやり方を変えなければいけない。
それには、相手を観察することが大事。

コーチングで大事なのは
1、観察
2、質問
3、代行

本書で特に印象に残ったのは、上からの意見を現場のメンバーにどのように伝えるかという章で
現場と上司で考えていることに「ずれ」が生じている場合、上司の無理解に部下が腹を立てている。
その齟齬を翻訳して埋めるのがコーチの重要な役割だという部分。
直訳ではコーチの存在が意味を持たない。
腹をくくって医薬する覚悟で取り組んでいく。

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