高校3年生の大学受験生の皆さんへ

皆さんはこれから受験を迎えようとしています。

今年の大学受験は、大学受験の制度が変わったということ、コロナに見舞われたことできっと精神的に不安を抱えていることでしょう。まして、今年は推薦で決まった生徒が多いことから、取り残された感が非常にあると思います。

直接生徒の前ではいませんが、批判を承知で、厳しいこと言わせてもらうと、大学受験が今年は大変とは言っても、1990年代初頭の頃の大学受験生の頃よりは大学入試そのものが楽だと思います。現在の早稲田や慶応の偏差値も、その頃の偏差値よりも低いと思います。それ以外の大学はもっと低いです。

受験に勝とうが受験に負けようが、いい経験になると思います。ただし本気を出した人のみです。受験に勝ち抜いたら、自信がつくでしょう。受験に失敗したら失敗したで、負けるということを覚えます。

負けるということは意外に重要なことなのです。

負けることで、人の気持ちに敏感になるきっかけができます。負けないと分からない事ってあるんです。私も大学受験生の時に、負けました。負けたからこそ、負けた人に対してどういう風に接すればいいか分かるようになりました。 私は今教職という立場についていますが、その経験は今でも生きています。これは一般受験を経験したことがない人にはなかなか分かりにくいことかと思います。

また、負けることで、人生いつも思い通りではないということを学びます。受験なんてまだ良い方で、大人になってから思うようにならないことなんて多々あります。負けてもいいですが、全力を出した上で負けてください。学ぶものが違ってきます。全力を出した上で負けた人には、形は違うかもしれないですが、得るものはあります。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?