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ガンダムSEED FREEDOMを観てきた

・1月の終わりに観てきました、ガンダムSEED FREEDOM。公式もろもろの情報を一切断って、事前情報も入れない状態で観てきた。ネタバレを何よりも恐れているから、するのもされるのも。自分の推し(イザーク)が出るのかすら知らない状態。まあ出るやろ、イザークだし。という根拠のない自信に満ち溢れていたのはいうまでもない。


・以下、ネタバレをガッツリ含む感想になります。未視聴の方、ネタバレが嫌な方は読まないでください。ガンダムは好きだしファーストから一応ほとんどの作品を観ているけどオタク名乗れるほど詳しいわけではないので「そういう目」で見るのも勘弁してください。読んでくれる人はあったか~い目で読んでね。







・めっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃ良かった……………………………。


・オタクだからめっちゃ良かった以外の語彙を持ち合わせてないのよ、この感情を表す適切な語彙をさあ。引き出しの中どれだけ探しても「最高」「良かった」「ありがとう」しかないわけ。20年。20年を信じて良かったと思える映画だった。

・開始早々、種の世界は終わっていることを思い出させてくれた。コズミック・イラ。色んな人がそれこそ20年前から言っていることだけど、歴代のガンダムに比べて種の世界ってマジで世界観がカスだと思う。コーディネーターが存在する以上、治安は終わっていて倫理はゴミカスでしかなくどうにもならない。優生思想が根本にある以上、差別問題も一生なくならない。そら戦争もなくなりませんわな。人の業だよ、争いは。

・ライジングフリーダムで無双するキラ。相変わらずお強い。出る幕なしかよ~。シンの言うこともごもっともです。いるよな、チームで動いているのに全部自分一人で抱え込もうとするやつ。頼ってくれよ~、そんなつらそうな顔するならさ。


・待って、なんかフレイみたいな女いない?亡霊????


・モビルスーツを扱えるフレイは存在しちゃダメだろ。厄介以外の何者でもない。理解りました、こいつ寝返りますね?絶対そうでしょ?この手のめんどくせえ女は寝返るって相場で決まってんだ。アグネスっていうの?ふうん、おもしれー女。まだ始まったばかりだってのに楽しませてくれるじゃん…。


・ラクスの作る料理ハイカロリーすぎんか?その揚げ物何人前?パーティーでもするんけ???


・終わらない戦争、デュランダル議長の言葉(デスティニープラン)で闇が深くなっていくキラというシリアスなシーンとのギャップがあまりにもありすぎて笑いそうになった。揚げ物してる時の電話やだねえ~。火止めて!揚げ物から目を離さないで~!

・ここからのキラとラクスの小さなすれ違いの描かれ方、めちゃめちゃ丁寧だなと感じた。このすれ違いがきっとあとで効いてくるんだろうな、ボディブローのように。すれ違いというのは、一つ一つは小さなものでも積み重なることで取り返しのつかないことになるからだ。たくさんの料理を準備するもキラの帰宅が遅くなることを告げる電話。キラの帰宅を待っているうちにソファで寝落ちしてしまうラクス。そんなラクスに毛布をかけてあげるキラ。テーブルの上には二人分の料理。ちゃんとラップもかけてある。料理には手をつけることなくパソコンに向かうキラ。目を覚ましたラクスはデスクで寝落ちしているキラに気づき毛布をかけてあげる。二人が互いを思いあっているからこそすれ違ってしまっていることがしっかり伝わる丁寧な描写だ。


・明らかに怪しい国からの怪しい要請。何かしらの陰謀があるだろこんなの~という視聴者の声を無視して話は進んでいく。事前情報を一切入れていないもんだから、アウラを見た瞬間マリーメイア(ガンダムW)が頭を過った。そういうこと?隣に立ってるオルフェとかいう男、めちゃめちゃ胡散臭いもんなあ?ブラックナイツとやらも感じ悪いし。そして何?NTR展開??そんな2回も似たシチュエーションで…。キラ、おまえもおまえでしっかりダメージ食らうんかい。ダメージ食らってるのなんかもう一人いるけど大丈夫?そちらのお仲間さんじゃなくて???

・なす術なくというか物語の進行上しかたないんだけど、オルフェらの策略にまんまとハメられんのつらかったな、悔しいし。キラとシンが協力して闘うシーンが見れるのは嬉しいけどね。そしてやはりというべきか、しっかり裏切っていくアグネス。この女すごい、作中の誰よりも「今」を生きている。仮にも主人公がこんなに追い詰められることある!?こと戦闘で!?というくらいの絶望的な場面が続く。アークエンジェルが落とされるシーンは思わず口を押さえてしまうくらいに衝撃的だった。え?つら…。

・そんな絶体絶命のピンチを救ってくれたのがそう、アスランだ。ズゴックで来た。チャリではない。いやズゴック???????BGMは颯爽たるシャアのオマージュですか???とにかくアスランのおかげで助かったわけだけども、状況は最悪のまま。ラクスは奪われトドメと言わんばかりのレクイエムの登場。ジョジョといい種といいレクイエムって名前はろくなもんじゃねえな。ただでさえ不安定だったキラの心もバッキバキの刃牙よ。「ラクスは裏切ったんだ」だなんておまえ…滅多なこと言うもんじゃねえ!やっぱり効いてきたわね…「すれ違い」が。

・そんな心バキ折れキラを叱咤してくれるのはやはりアスランだ。さすがアスラン・ザラ。この男、容赦がなさすぎる。そ、そんなに殴らなくてもよくない?と思わず止めたくなるレベルでキラをボコしていくアスラン。キラのパンチは一回もアスランに当たらない。第一世代が聞いて呆れるな。あまりにも一方的なボコりにキラを尊敬するシンもプッツンするわけです。アスランのこと大嫌いだしね、シンは。今回ばかりはアスランには一切非がないんだけども。アスランへの怒りに任せて乱入し、即ボコられるシン。かわいいな全く、おまえってやつは…。

・(一方的な)拳で語り合ったおかげで自分の気持ちに正直になれたキラ。さあ反撃開始だ。ここからの展開がマジで最高すぎた。ジェットコースターの一番楽しいところがずっと続いてる感じ。デスティニー乗るの!?シンが!?やったーーーーーーー!!!!!!ストライクフリーダムも出てくるとは思わなかったな…アツい。これだけでも十分アツいのに、デュエルとバスターの登場…。


・アツすぎんだろ……………!


・しかもこれただのデュエルとバスターじゃないんですよね。''核動力に換装した機体でコクピットはザクウォーリアと同じものに変更されている”とのこと。特にデュエルの方は正式名称がパンフに載ってるんだけど、これがもう……………ね。是非パンフ買って自分の目で確かめてください。

・レクイエムを跳ね返すアカツキが今作一番最強なのでは??「不可能を可能にしている」のは間違いなくそのチート級のコーティングとシールドだと思いますよムウさん。

・ラクスを取り戻し、物語もいよいよ大詰め。ここからの出来事というか映像は、なんかたとえるなら高熱の時に見る夢のような一体何が起こっているんだ状態の連続でよくわからなかった。いやわかるんだけど、笑うシーンではないはずなのに笑ってしまうというか。シンの「ジャスティスだから負けた!」で一旦気持ちを落ち着かせるか…。

・アコードの精神感応ってやらしいよな。精神攻撃ってほんと嫌。まあその精神攻撃を逆手にとられて負けるわけですが、敵さんは。シンの「分身はこうやるんだ!」の頼もしさといったら。デスティニー出撃の時点で結構キてるんですよこちとら。いつでも泣く準備できてます。リモートとスケベ妄想で勝つアスラン・ザラのおかげで涙のなの字も出なかったわけですが。スケベ妄想で精神感応に打ち克つな。

・泣かないと思ったんですけど、満身創痍のストライクフリーダムと新装バックパックがドッキングするシーン。ラクスのパイロットスーツどうしたそれ…とか、やたら強調される尻とパイスー着てるのにやたらぽいんぽいん揺れる乳…とかで気が散りそうになったのも束の間、流れるMeteorーミーティアーがサビに差し掛かる。


・Meteorーミーティアーは泣くって~~~!


・Meteorーミーティアーって名曲だよな、最高すぎるよ。オルフェは最期まで最悪な男だった。こうして敵を打ち倒し、地上に降りて全裸で見つめ合うキラとラクスの画で最後は終わる。全裸になる必要あるんけ????


・クライマックスにかけて怒濤の展開を見せたが、観て良かったと思える最高の映画だった。20年の答えがそこにあった。20年は伊達じゃない。映像技術ひとつとってもそうだ。美麗なグラフィックで描かれるモビルスーツの戦闘シーンはとても心踊る。美しい3DCGだけじゃなく、要所要所が手描きなのがこれまた最高だ。ただ、時代を経て表現力が上がったせいで核とレクイエムが本当に恐ろしかった。ちゃんと描かれていた、熱線で人が消滅する様が。怖かった。


・もしまだ観ていない種世代の人がいたら是非観てほしい。令和の時代に観る種の良さ、あの時代を経たからこそより強く感じるのかもしれない。ただのオタクがつらつらと感想を述べるだけで3700字を超えるんだから。


・Bluetoothキーボード、いいじゃん。使いやすいしもっと早く買えばよかった~。今後もなんか長くなりそうな日記はキーボードでぽちぽちしようと思いました。



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