流れ星を夢みて

夕方、うたた寝をしてしまった時に夢をみました。

初めは少し揺れていて電車かと思ったけれど、自分の部屋の窓よりも一回り小さな横開きの窓の付いた自分の部屋でした。他に座っている人が2人いました。誰かはわかりませんでした。

小さく揺れる家から真っ暗な空を眺めていると、すぐにチカチカと暑い雲の中が光り初め、雲から勢いよく星が顔を出しました。窓があるのは向かって西で、右上から左へと流れて行きました。星が地面に落ちるまでは数十秒ほどだったと思います。

こういう時に限ってスマホのカメラは上手く起動しませんし、少しでもよく撮ろうと思い窓を開けようとしましたが風が強く窓に押し当たり開けることができませんでした。

落ちるまでの間には宇宙で起きるような事が起きました。(※と言っても浅過ぎる知識と想像から来る完全なフィクションでありますが..)ちょうど窓の真ん中辺りにかかった時、化学反応か、星の分裂か、何かわかりませんが黄色くて綺麗な花火のようなものがふわっと広がるのを見ました。
落ちるまで何回かそれが見られました。

星は落下までに相当小さくなったのか、距離がありすぎたのか、私がいるところからは落ちる音までは聞こえませんでした。静かに暗闇に溶けていったように見えました。

なぜ夢の中の私がこれを隕石ではなく流れ星だと思ったのかは不思議ですが、あれは紛れもなく私の望んだものでした。

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