クズとの生活
そんなこんなで身元引受人の家から出てしまったもうすぐ18歳の頃、彼氏ができた。
ホンモノのクズなので内容はフィクションだと思われがちだがノンフィクション。なんと、私の売春を管理しつつ、その売上で生活を成り立たせた上で、私には避妊せず中出しするというクズオブクズ。
で、まんまと妊娠した。これはまずい。いろんな意味でまずい。私の遺伝子なんて世の中に遺してはいけない。
渋谷の病院で堕胎しようと決めた数日後、ユニットバスの中でお腹が痛くなり、血の塊がたくさん出てきた。
痛いし怖いけどこれで良かったんだ、と渋谷の病院に確認に行くと、胎児とまで言えない大きさだったものは消え、後処理だけされた。
その後もクズの暴力があったりしたけれど、私は18歳になった。無敵の18歳だ。
求人誌で見付けた初めてのお仕事。キャバクラ。
たぶんギャル服の方が受かるな、と普段の服装から変えて行ったのが良かったのか、すぐに採用された。
数ヶ月、クズに客とヤッてんのか等言われながらも働いていた時、部屋に違和感を感じた。
女を入れていた。地元から呼んだ女。
それからマネージャーに相談して寮に入る。クズが家賃が払えないと泣きついてきたけれど、私はそこでクズを捨てる事ができた。
関西弁の英国車に乗ってる男は今でも嫌い。
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