理由のない、しね


子供が不登校になったきっかけは、同級生からの理由のない発言。
毎日、通りすがりに

死ね
馬鹿
うざい

と言い続けられ、一年生の秋に我慢の限界が来たようだった。

学校も自治体も何もしてくれなかった。
それどころか、子供が不安定なのは家の中の問題、と教育相談室の診断書に書かれた。

暴言は暴力ではなく
殺意を込めた発言は恫喝でもなく
過剰に反応したあんたの子供がおかしいんじゃないの?

が、当時の学校と自治体の結論だった。

納得がいかない。何がおかしいのか、小児心療内科で診断した。

感覚過敏
ある項目の数値がものすごく高い
総合IQも平均より高い
運動能力は低い
貧血、起立性調節障害

ここまで調べるのに一年半かかった。その間に自宅での学習、習い事も沢山した。
自己肯定感を下げたくない、自分に価値がないなんて思ってほしくない。
子供の父親も全力でサポートしてくれた。


進級しても学校には行けないまま。
イヤマフを揶揄われ、取られて、わざと隣で奇声を上げる。

担任曰く、配慮が必要なお子さん。
発達障害だったら加害が許されるのが、今の日本の義務教育らしい。

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