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筋力トレーニングをする意味

皆さんこんにちは。ジムトレーニング担当の鈴木です

今回から3回に渡っては、筋力トレーニングをする意味について考えてみましょう。
スプリントに直接的に繋がることではないかもしれませんが、トレーニングをなぜやるのか、自分なりに目的を持ち、考えることができるとモチベーションや効果に大きな違いが出てくると思います。筋力トレーニングについて考えるきっかけにして頂けたら幸いです。

トレーニングをする意味はたくさんあると思いますが、主に3つあげてみます。
1. ケガの防止、重症化の防止
2. 基礎筋力、パワー、スピード向上
3. 身体感覚の向上
今回は1.ケガの防止、重症化の防止について考えてみましょう。

特定のスポーツを継続すると、そのスポーツ特有の動作が身に付きます。
つまり、比較的同じような動作を繰り返すことになるわけで、これは言い換えれば、特定の箇所にも負荷がかかりやすくなる、とも言えます。そして、競技経験が長い、競技レベルが高いほど上記のようなことがありえるでしょう。競技特有のケガを経験したことがある方もいるのではないでしょうか?育成年代においては、基本的な体力・運動能力の低下ということも考えられます。

そこで、なぜトレーニングがケガの防止にながるのか?
スポーツにおける動作は、基本的な動作の複合、応用と言えます。
トレーニングで大切になるのは、トレーニング中のフォームや姿勢です。基本的な動作を習得し、正しい動作でトレーニングをすることが重要になります。正しい動作で行うことで、適切な可動性、筋力、神経系を養うことができます。それが競技中の動作改善・効率の良い動作に繋がり、負荷耐性を高め無駄な負荷を減少することが出来るのです。
そういった意味では、スポーツにおける筋力トレーニングは、筋肉を鍛えるというよりも、動作を鍛える、と言った方が適切かもしれません。

これは私の現場での経験則ですが、トレーニングを継続することでケガの防止の他に、ケガの重症化を防いでいると感じることも多々あります。

筋トレを、ただ体を鍛える為のものではなく、ケガを防止し練習を継続するための手段としても考えてみると、トレーニングに差が出てくると思います。次回は、「2.基礎筋力、パワー、スピード向上」の大切さについてお伝えします。

走りの学校 講師 鈴木秀紀

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