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Hola!Amigos!Buenos dias!!

木曜日担当、カルロス リカルドです!
前回は、子どもについての話が出たので、今回はその、『子ども』についてのお話しをしようと思います。



僕には、長女・次女・長男の、3人の子供がいます。
この子供たちの中の、次女についてのお話しです。

僕は、出逢う人に、なぜトレーナーになったの?とよく聞かれます。
きっかけは、この次女に深く関係しています。


次女は、3歳になってしばらくし、ASD(自閉スペクトラム症)の診断がくだりました。
次女は、いわゆる自閉症です。
自閉症について簡単に説明をすると、コミュニケーション能力の困難さや、こだわりの強さなどがあげられます。
聴覚(ことば)より、視覚(目で見る)のほうがわかりやすいという特徴もあります。

みなさんが、言葉の理解できない外国に行ったことを想像してもらうと、彼女の置かれている状況がわかりやすいかなと思います。
僕は小学生の時、ペルーから日本に来たので、この状況は手に取るようにわかります。
不安、緊張、ストレス。その状況と常に隣り合わせにいます。

診断名はおりたのですが、重要なのは診断名ではなく、その後どうするかが大切です。

親のどちらかが一人で抱えこまないこと。信頼できる相談相手。
家族の協力や周りの理解。
どう育てるのかを考えたとき、これらは重要なのですが、これは、どんな子どもの子育てとも共通していえることではないでしょうか。


あるとき次女が自転車に興味を持ち、公園内で一緒に練習をするようになりました。
長女は器用なところがあり、1時間もしないうちに、公園内をスイスイ乗れるようになったのを覚えています。
それを思うと、次女は地道にコツコツ積み重ねるタイプでした。
そんなある日、あと一息で乗れる!というところまできました。
うれしい気持ちを胸に、発達障害の専門職である、ある方にそのことを報告しました。

すると、このような返答がありました。

『自閉症の子に、自転車は乗らせないほうがいいです』

理由は、同じような特性を持つ発達障害の子が、一人で公道を走行していて接触事故にあったから。
その専門職の方も、その子が事故にあったとき胸を痛くし、同じようなことが起こってほしくないという気持ちだったのでしょう。

しかし、僕は思うのです。
発達障害だから事故にあったのでしょうか。
それは、誰の身にも起こりうることなのではないでしょうか。

では、発達障害ではない子が接触事故にあったとき、危ないからもう自転車に乗ってはダメ!というのでしょうか。

僕がその子の親だとしたら、きちんとルールを確認し合うところから、やり直します。
いろんな道を一緒に歩いて確認し合います。そして、しばらくは、親と一緒にいるときだけ自転車に乗ろうかと、提案するかもしれません。

危険だからやらせないのではなくて、危険が潜んでいるからこそ、ルールをしっかり教えなければいけない
その子がいま、どのレベルまでクリアできているのか見極めなくてはいけない。

すべては細かいステップの上に成り立つ目標達成です。

1年前、あと一息!というところまで、自転車に乗れていた次女は、今では公園内をスイスイ乗り回せるようになりました。
終始立ちこぎの疲れ知らずです。(人がいない時間帯)
僕の、競輪学校での経験からすると、彼女のペダリングは圧巻です。笑

でも、公道を一人で乗らせることはありません。
公道を走るには、彼女にはまだ、クリアしないといけないステップがあるからです。
それは、ブレーキのかけ方だったり、注意力の面だったりします
次女が公道を走る練習をするときは、僕が必ずとなりで並行してランニングし、いつでもフォローできる状態で常にスタンバイ👍。

大人が知恵を絞って協力すれば、子どもは素晴らしい能力の花を開花させます
その瞬間、僕は、心が震えるのです。

僕は、走りの学校をたくさんの人に知ってもらいたいです。

足の速さは才能じゃない

才能がないなんて、自分の未来や可能性をあきらめないで

これは、僕が次女と過ごす中で、彼女に教わったことです。

自閉症が理由で、なにもあきらめることなんてない。

僕たちfamilyは、あなたが必要ならいつだって力になる。
なんだって一緒に乗り越えていくよ!

これは、走りの学校にも同じことがいえます。
われわれ講師陣は、走りが速くなりたい!皆さんの気持ちを、全力でサポートし一緒に乗り越えていきます!!
みなさんとの出逢いで、僕たちにもたくさんの学びがあります。

共に高め合い、成長しましょう!!
!!VAMOS👍!


今回も読んでいただいてありがとうございました。
それでは、また次回お会いしましょう!
Gracias!Chao!!

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