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日々の継続

こんにちは!
水曜日の羽田です。

今日は私が6年間見ている子供についてお話をさせていただきます。

当日、4際だった彼は、両親につれられて私のところへ来ました。

ご両親が高齢出産で、あまり一緒に遊んであげられず、運動機能にかなりの障害がある気がすると言っていました。
普通の子供並みに、普通のことが当たり前にできるくらいの運動能力を身に付けさせたいとの願いでした。

4際でも、よく左右の靴を反対に履き、時には自分の足に引っ掛かり転びます。半年間一言も話さず、見よう見まねに真似をするだけ。
大きな音が苦手で、雷が鳴っているときには外に出られないのでトレーニングはキャンセル。

今思うと、原始反射の残存が彼をそうさせていたのだとわかります。

原始反射とは、赤ちゃんが生まれながらに備わっている反射機能のこと。生命維持と発達促進に重要なもので、これは、必要な時期に必要な反射が現れ、それを使いきると消えていくと言うものです。

例えば、手のひらにものをのせると、ギュッと握る動作。寝ながらニコッと笑うこと。母乳を飲むこと。全ての行動が原始反射と言っても良いかもしれません。
この原始反射が何かしらの原因で使われないと、大きくなったときに、滑舌が悪いや左右の区別が使わなかったり(服の前後や靴の左右など)、読み書きが苦手だったり、歩行や走ることがぎこちなかったり、、、といろいろなところで現れてきます。

とくに、最近では多動や落ち着きがないと言われる子供が多くなってきているように思いますが、それも原始反射がひとつの原因でもあります。


6年間の運動の継続により、原始反射の残存が少しずつなくなってきました。
その子は、運動会で一位になり、人の前に立って、見本になるまでの運動能力を身に付けると共に、雷の日もトレーニングにくるようになり、一番は自分に自信を持てるようになりました。

運動の持つ力は無限大です。
運動の継続による効果は絶大です。

少しずつ皆様にも原始反射についてお話ができればと思っております。

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