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ワーママは辛いよ(正当に評価されない現実…)


気持ちを引きずってしまうHSP

先日職場であったちょっとしたこと。
上司の言動に傷つき、怒りを感じたわたし。
帰りの電車で心に現れた黒い気持ちを吐き出さずにはいられなかった。
おもむろにパソコンを取り出し、無心でカチャカチャパソコンを打つ。

タイトルは「部下を育てたいと思っている上司の方々へ」 
完全に恨みつらみが入っているタイトルw

こういう負の感情が出たときはろくなことがない。
あまりに夢中でカチャカチャしていたのか、電車で隣の女性に肘があたっていたことに気づかなかった。
「ちょっと!!!@◇✖〇△%…ですけど!?」とヒステリーに怒鳴られ、聞き返してしまったことでより相手を怒らせてしまった。

「あ、すいません」
慌てて謝り、いつも以上に肩をすぼめて小さくキーボードに手を添えるが、手が止まってしまった。
今度はこちらのことで気が散ってしまい、集中できない。

結局その女性と一緒だったのは2駅分だけ。
(それぐらい我慢しろよ)
と心の中でフツフツ思いながらも、傷ついた自分を怒りでごまかそうとしていることがわかった。

わたしはHSP気質である。
人のちょっとした言動に感情をすぐに持っていかれてしまう上に、しばらくその感情から抜けられなくなってしまうことがよくある。

この日もわたしは帰宅後もずっとこのことを引きずっていて「あれがだめだったのか、こうしたほうがよかったのか」と頭の中は悶々ワールド全開。

こういうときはプラスに受け取るようにしたほうがいい。
上司はきっとわたしのことを思って言ってくれたのだろう。
だからあれは指摘ではなく助言だ。
うん、そうだ。

半ば強制的に自分に言い聞かせて寝た。

切り替えた気持が逆戻り

翌朝目が覚めると、ありがたいことに昨日のイライラはずいぶんと落ち着いていた。
いろいろ思うことはあるけれど、上司の言っていることはもっともだということは認めざるを得ない。

先日、わたしは初めてやった業務があり、そのやり方についてマニュアル的なものがなかったので、あちこち調べたり、聞いたりして処理した。

何とか情報を集めて、自分なりに解釈をして、処理したが今後同じ業務に当たった際に今回の処理を忘れないようにと思い、備忘録を作成していた。

わたしは仕事においてわからないことがあると何でもメモをするいわゆる「メモ魔」である。

いつもはメモしたことを自分のメモとして保管しているのだが、今後異動してきた人のために、こうした流れがあるとわかりやすいだろうと思い、部門全体にも共有することにした。

もちろんやったことがない業務だったので、いろいろ資料や所内のサイトを調べたが、全て見きれていたわけではない。

それに対し、上司は細かい根拠規定等に不確実な箇所があると指摘してきた。

正直、実務レベルでの流れをザっとまとめた程度だったので、そこまで正確なものを作ろうと思ったわけではない。

忙しい時に、あちこち調べて、時間が取られたことがイヤだったので、とりあえず流れがつかめるようにと思い作った。 

上司は共有するのであれば、きちんと根拠等を調べて作るべきだと思ったのかもしれない。

しかし、部署全体に共有するものではない。
たった9名しかいない部門メンバーにしか回さないものだ。

気持ちを切り替えて、後日上司に助言された通り、実働のリーダー2名に意見を伺うことにした。
いつも忙しそうにしているリーダーは鬱陶しそうにしているのがわかる。

HSPの気質はこうした雰囲気も読み取ってしまうので、声をかけるのにも勇気がいる。

「ぶっちゃけ自分もよくわからないから、A君に聞いてみたら?」と言われた。
A君は去年本部から異動してきた後輩で、総括的な部署にいたこともあり、知識が豊富だった。
彼が来てから、このような処理は彼がどんどん処理していた。

正直なところ彼がいるから、他のメンバーもやったこともない特別な案件にあえて手をつけることをしてこなかった。
特別案件を持つと普段の仕事にプラスして業務量が増えることになる。
彼はそれを残業していつも処理していた。

一方わたしは育児時間を使って退勤時間を早めていて、ルーチンンの業務をするので精一杯。
それでも上司からは中堅職員として+アルファの仕事をしろ、と常々言われていた。

だから今回特別案件にあたったときは、やり方がわからず時間がない中で苦戦した。
それでもあちこち調べたり、聞いたりして、何とか処理したのだが、今後のためにと思い自分が処理した流れのメモを共有したのだった。

同じ土俵で戦えないワーママ

両リーダーに見てもらい(特にノーコメントだったのだが)、A君からも身のある助言をもらって、加筆・訂正し、後日再び上司にお伺いを立てた。

しかし、それでも上司から返ってきたメールは「認められない」というものだった。
文面から読み取る限り、結局上司はこういったかったのだろう。
(たった一度処理したぐらいで知ったような面するな)
(マニュアルを作るならもっと経験を積んでからにしろ)

要は実績がなさすぎるというのだ。
ブログなどで「語る資格が必要」と言われるが、今回も「結果」が必要だったのだろうか。

別にやる必要のない作業(メモ共有)だった。

部門のためにと思い、善意から行った行動を全く違う角度から否定されてしまった。

そんなつもりで共有したわけではない。

はじめてやる人の道しるべになればと思って、部門の共有フォルダに資料としておいておけばいいと思っただけだ。

ブログで言えば、まずは初心者が見てわかりやすいものを作る、そしてターゲットの理解度に合わせてそれぞれで知識を深めていけばいい。
そんな感覚だった。

わたしの意図が伝わっていない気がした。
そしてまた上司の本音が見えてしまった。

上司はわたしが特別案件の処理件数が後輩より少ないことを指摘したいのだろう。
わたしは勤務時間が限られている、時間がきたら残業することはできない。
だから実働のリーダー2名も普段からわたしにあまりややこしい案件は振ってこない。
振られたところで他のメンバーに引き継ぐことになり返って煩雑になることもあるから、わたしも自ら「いっぱい振ってください」とは言わない。

今回たまたま自分で案件を見つけた。
だからわたしもこれはチャンスと言わんばかりに頑張った。
そしてこのことを忘れないようにとメモを取った。
それをただ共有しただけなのに、なぜこんなに傷つかなければならないのだろうか。

悔しいからいろいろとメールで反発してみた。
しかし、上司は「時間がない」はいい訳だという。
時間がないのは事実だ!
その中で何とか頑張っていることに全く目を向けてくれない。

「結果」しか見ず、取り組もうとした「姿勢・行動」は評価してくれない。

この世代の男性は「頑固」で、これまでの自身の経験から自分の信念を疑うことがない。
部下のことを思って叱咤しているつもりなのだろう。
しかし叱咤だけでは部下は育たない。
叱咤するなら激励もセットにすべきだろう。

この人に理解してもらおうと思っても不毛だ。
そう思ってしまった。
前職場のパワハラ上司といい、本当にここ数年尊敬できる上司に出会えていない。
わたしはただ「みんなのためにありがとう」と言ってほしかった。
やり方が間違っていたのであれば、そのあとにフォローしてほしかった。
善意でやった行いを全否定されしまったのだ。

アクティングアウト


帰り道、怒り心頭だったのが徐々に怒り泣きに変わっていた。

これをアクティングアウトというのか。
泣きながら気づいた。

心理学ではこうしたときに現れる怒りの状態をアクティングアウトという。
自分の心を守るために、相手に対し怒りを感じるのだ。
しかし実はこの怒りの背後には、傷ついた悲しい感情があるという。
この第一感情と言われる感情が、今の自分の心の状態。

(そうか、わたし悲しいんだな)

そう思って、一人歩きながら大泣きした。
思いっきり泣いたら、傷ついた自分が少し癒された。
悲しいときはとことん自分に悲しんでいいんだよと許してあげることも大事なのだなと感じた。

仕事をやめたいという気持ちの行方

上の人の考え方でやり方が変わる、何をするにしてもいちいち「お伺い・忖度・根回し」が必要なこの職場に嫌気がさした。
何となく、仕事辞めたいなと思いながらもどこか踏ん切りがつけれないわたしに対して、神様がこれでもかと「試練」を与えてきている気がする。

この先わたしはどんどん追い込まれていくのだろうか。
それはそれでいいかもしれない。
今の自分に必要なのは「えいやー!」という気持ちなのだから、それを後押ししてくれることであれば大いに受けて立とうではないか。

くそーっ!!
早くkindle出版して実績積まないと・・・←気持だけが焦るw


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