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「整体師と洗脳の関係」心が緩み秘密を開示した状態が極めて危険な理由

過去に有名人が整体師に洗脳された事例があった。

僕自身も施術を定期的に受けているのでわかるのだが、体をほぐされるのは心をほぐされることだ。

人間には「緩ませたい願望」「緩みたい願望」がある。

自身の感情に正直な子どもは、大人よりも自分を緩めるのが上手。

しかし社会に出ると、緩みっぱなしだと叱られる。

特に真面目な人が多い日本の社会では「やる気があるのか?」「ふざけるな!」と叱責されがちだ。

まだまだ日本人は、真面目を美徳としている。

社会に出て働くことは、気を引き締めカチカチの鎧を身につけることかもしれない。

隙を見せれば寝首を搔かれかねない環境で暮らしているうちに「緩んではいけない」と、常に気を引き締めるようになる。

緊張と緩和という言葉があるが、緊張しっぱなしというのはつらいものだ。

例えば、成果を出すことを求められるアスリートが、望んだ結果を残せた瞬間、思わず泣いてしまうのは、緊張が緩むからだ。

緊張状態が常々高まっている人ほどストレスフル。

こういう人ほど「どこかで緩ませたい」という願望を持っている。

有名人は秘密だらけ。秘密の開示にはカタルシスがあるから、誰かに聞いてもらいたい。しかし誰でも話せるわけがない。

個室という安心できる環境で、施術されているという安心感で緩む人もいるだろう。

巧みな施術者は、体を緩ませることに長けている。

心と体はつながっているので、体が緩むと心が緩む。

ゆるゆるの状態になると、普段は人に話さない秘密をつい開示したくなるのだ。

秘密の開示には勇気がいる。
秘密を打ち明けた相手から「大変でしたね」などと、ねぎらわれればより一層その人のことを信頼する。

こうして気がつけば、どっぷりと洗脳されていくというケースがあるようだ。

もちろんほとんどの施術者は、洗脳など仕掛けずプロフェッショナルとして業務に従事しているのは間違いない。

生きづらさを抱えている人ほど「理解されたい願望」「自分のつらかった過去を全身で聴いてほしい願望」がある。

マインドコントロールを仕掛ける人は、そこを嗅ぎつけターゲットに優しい言葉をかける。

「あなたにとって一番の理解者は私ですよ」と振る舞うのだ。

だからこそ緩んだときに要注意。

どうかあなたも「あっ、緩まされてるぞ」と感じた際は、くれぐれもお気をつけいただきたい。

人の心には「こうアプローチすると、こう動く」という方式が、実は結構あるのだから。

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