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HSPは「共感性が高い」と思い込んでる?

HSP云々の問題というより、個人の資質の問題になるが、HSPというのは「共感性や想像力が高い」ということになっているが、実はそれほどでもないHSPも多いように思える。

というか正確に言えば、「自分のことだけには想像力や共感性が高いが、他人とか外部のことになるとさっぱり」という人々である。これはHSPだけというより現代人一般に見られる傾向なので、HSPだけというわけでもないのかもしれないが。

でも、HSPは「自分は共感性とか想像力がある」と思い込んでいる人が多い。だから、「なんで世の中の人は(自分みたいに)〇〇しないんだろう。〇〇と感じないんだろう」みたいに「上から目線」でものを見ている節がある。

例えば「なんで他の人はあんなに争いが好きなんだろう。バカみたい、だから戦争がなくならない」みたいな感じで、自分の感覚が基準であれば、もっと世の中は良くなるのに、みたいに思っている。

でも、これはあくまでHSPが自分の基準で世界を見ているからに過ぎない。世の中はHSPとは異なるというか、むしろ真逆のような人間が支配している世界なので、HSPの考え方とか感覚というのはむしろ例外みたいなものである。

でも、HSPにとっては自分の感覚が当たり前なので、自分の感覚が通用しない世の中は本当におかしいと本気で思っている。

HSPと非HSPで、お互いに「お前は変だ」「お前の方がおかしい」と言い合っているようなものだが、自分の感覚が絶対であると「信じ込む」傾向は、HSPであれ、非HSPであれ同じである。

HSPは、「自分の感覚の方が、本当は世の中一般よりすぐれている」と信じる傾向にあるのだが(世の中の人はバカに見えている)、それはお互い様というところが、はたから見るとある・・。

 

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