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HSPの仕事場での扱いの悪さ
HSPは基本的に、どこでもどんな仕事でも、めいっぱい働かせられやすい、簡単に言えば「搾取されやすい」と思う。
低賃金で一番下っ端で、目一杯こき使うのに便利な存在になってることが多いと思う。HSPって、基本的に大人しくて従順でとても気を使うので、こき使うにはいい人材とも言える。
かといって使う側は、よく働くからと言ってHSPを全く大事にすることはなくて、いつでもポイ捨てできる便利な道具としてしか思ってない。むしろ「目一杯働いて当たり前」の存在くらいにしか思っていない。
ナメてもいい見下してる人間だから、そういう扱いしかしない。だから、下っ端仕事とか末端の現場仕事とか大変な仕事ばかりを押し付けて、非正規とかで、いつでも簡単に切り捨てられるようにしている。
出世させたり昇進させるなど夢にも考えていない。そういうのは別の人々が想定されているから。HSPは、ただ下っ端仕事を文句言わずにめいっぱい働く奴隷であればそれでいいと思われてる。
基本的に、使う側は、「昇進させる人間」と、こき使うだけで「昇進させない人間」に最初から振り分けている。後者が頑張って前者になろうとしても、徒労に終わることが多い。
一般的に女性は後者になることが大半だが、普通の女性でもそうなのに、HSPとなるとさらにダブルパンチで、絶対に前者にはなれない。
HSPは、最初から自分が不利な立場(ぶっちゃけ言えば「下位カースト」)にあることを自ずと察知して、目一杯働く人が多いので、辞める時とか、周りの同僚などに感謝される時とかもある。
でもそれは、HSPが周りの人間の分まで働いてやってることが多いから。他の人間を楽させてしまってることが多いから。HSPがよく働くせいで、周りの人間が楽できたりサボったりできていることは、非常に多い。
HSPは、よく気がつくし気が回るので、先回りしてあれこれやってしまうことが多いから、自然と他の人より仕事を多くやってしまっていて、それが常態化してしまう(HSPが皆そういうわけではないが)。
そうなると、HSPが何でもするのが「当たり前」みたいな感じになる。むしろ、人以上に働いて当たり前、みたいな感じにさえなってくる。
これは、真面目で仕事のできるHSPが陥りがちなこと。要するに、HSPはめいっぱい仕事をやらされるのに評価は全くされなくて、ずっと下っ端で低賃金のままめいっぱい働かされる、ことが多い。
じゃあ、そうならないようにHSPがなるべく仕事をしすぎないようにすればいいのかというと、それが難しい。何というか、「その場の空気」というもので、HSPが仕事をたくさん「せざるを得ない」雰囲気に持っていかれることが多いから。
「下位カースト」に置かれてしまう、立場の弱いHSPは、結局求められる空気に応じて行動せざるを得ない羽目になる。ここで、HSPがその場の空気に反すると、なぜかHSPが悪者扱いされたり「仕事していない奴」扱いされたり、散々な目にあう。
だから、HSPが他の人より多く働かざるを得ないという悪循環が生まれてしまう。これは本当によくあること。HSPが他の人の分まで働かされて、他の人が楽をしていて、HSPの方は限界がきてぶっ壊れてしまう(そして退職せざるを得なくなる)、みたいなのはよくあることだと思う。
世の中は、HSPの生き血を啜って、楽して生きていると思うことがよくある。
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