見出し画像

HSPが日々受ける地味に嫌な扱い(コロナ禍の咳パワハラについて)

HSPというか、正確に言えばこの文脈では「おとなしく地味に見られる人」のことだが、見知らぬ他人からも失礼な言動を取られることがあって、実に腹がたつ。

それは実に細かい些細なように見えることなのだが、HSPのことを軽視しているからこそできるような行動である。

例えば、こんな例である。とある仕事場で、隣に座っている若い女Aが、仕事中に咳をしたりくしゃみしたりするのだが(これだけでも十分に失礼だが)、なんと、わざわざ隣に座っている自分の方を向いて、咳したりくしゃみしたりするのである。(頃は、コロナ禍真っ盛りの2020年春)

ちなみにこのAと自分は、面識もなく話したこともない。なんでAはこんな失礼なことをこちらにするのか?? Aは、見た目でこちらのことを判断して、そういう行動をとったのである。

こいつなら別にナメた扱いをしてもいいや、と思われたのである。しかも、「こちらに失礼なことをしている」などという意識など全くないのだ。

Aには、「目の前の向かい側に座っている人」と、「隣に座っている人(自分)」の2人がいた。

Aは、向かいに座っている人に向かって咳をするのは「失礼」だとか「悪い」と、無意識のうちにとっさに判断して、隣に向かって咳したのである。

向かいの人と隣の人と、どちらかを選択して、隣の人をスケープゴートに「選んだ」わけである。しかも、咳をするたびに、わざわざ隣のこちらに顔を向けて咳してくるのであるから、確信犯である。

つまり、隣の人に向かって咳をしても別にどうでもいい、と判断されたということである。明らかにこれは、こちらの「見た目」で判断され、「大人しそうな地味な人だから、別に失礼なことしても構わない」と瞬時に判断されたということである。

「おとなしく見られる人」というのは、得てしてこの手の失礼な扱いを受けやすい。それも、見ず知らずの他人からもである。見た目で一瞬にして「軽んじていい奴」と判断されるのである。

その頃は、コロナ禍で咳やくしゃみに大変敏感な時節であり、普通の時期ではない。そんな時に、別にこいつになら面と向かって咳してもいいや、と判断されたということである。

(ちなみにこういう「咳パワハラ」みたいなのは、コロナ禍の世界各地で出現しているらしい。傲慢な客が店員に向かって嫌がらせのためにわざと咳を吹きかけたりとか、おかしな乗客が駅員に咳をわざと吹きかけたりとか。もはや傷害罪、場合によっては殺人罪というレベル)

後日、今度は前に座っているオバさんB(これも見ず知らずの他人)から、こちらに面と向かって咳を浴びせ続けられた。Bの隣にも人がいるが、そちらは向かず、ひたすら前に座っている自分めがけて咳を吹きかけ続けた。

こうして自分は一日中、Bの咳を浴び続けた。この心境は、如何ばかりのものか、経験した者でないと理解できないだろう。

こちらはマスクで防御はするものの、こんなに咳を浴び続けては防御しきれるものでもない。もはや傷害罪ではないか? 

(恒久的にこの座席なら、さすがに文句を言いたいところだったが、数日間の座席だったのでつい我慢してしまった(こういう時に我慢してしまうのがHSPらしいところだ)。)

なんかさ、「おとなしく見られる人」って、とてもナメられるので、こういう地味に嫌な扱いを日々受けることになる。こういうのが毎日積み重なるので、本当にストレスが積もってくるんだよな。

こういうことを書くと、被害妄想だとか、単なる偶然で気のしすぎとか言われるのが関の山である。こういうことを言う人は、自分が日々こういうことを経験していないから、そんなことが言えるのである。

嫌な扱いを受ける方は、細かいことにも気がつくし、自分がナメられた扱いをされていることなど、ズグに気がつくものだ。

一方で、そういう人をナメた扱いをする方は、大して深い気持ちもなくて失礼な行動を当たり前みたいにやっている。本当に腹がたつことだ。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?