オカルト研究家・吉田悠軌,死ぬために生きる民族"トラジャ" - クレイジージャーニー

今回の回は番組に5年ぶりに登場する吉田悠軌氏。この方が登場した過去の回もなかなか面白かった記憶があるが、今回は死ぬために生きる民族である「トラジャ」を訪問し、先祖の遺体を掘り起こす儀式であるマネネをみること。マネネとは数年に1度先祖が眠る棺を掘り返し遺体と対面し感謝を伝える儀式(日本でいうお墓参り)。この儀式以外ではお墓参りをすることはできないらしい。その儀式の光景を驚きのものだった。掘り返された棺を開けて遺体に対して思い思いに衣装や顔をきれいに掃除したりする。日本とは全然異なるもので、掃除などがされて美しくなった遺体を空高くかかげ、皆がスマートフォンで写真を撮る光景も日本にはなくとても不思議な光景であった。スマートフォン内に自分の先祖の遺体の写真を残しておくというのも日本人で同じことをやっている人はまあいないだろう。ただ、ここで気になった番組では先祖の遺体をスマートフォンで撮影していたが、スマートフォンが発明される前はどうしていたのだろうか。とても気になるし、アナログとデジタルの融合と見ることもできた。また民族の各家族の先祖の保存状態が良いものと悪いものにわかれており、その原因は保存状態の良いものは特殊な薬草を使って保存しており腐敗にしくいようになっているが、その保存状態良くする過程は難易度が高くあまりやらないと番組で紹介されていたが、どんな薬草や過程で保存されているのか興味が湧いた。さらにこのマネネという儀式は日本のお盆とは違い、しんみりとした雰囲気ではなく民族の皆さんがとても楽しそうに儀式を行っていたし、番組でもあったように「怖い」という感覚がなさそうだった。これは昔から伝統的な儀式である可能性があるが、でもなぜ日本とはまったく異なるのか疑問に感じた。そしてマネネの後に民族の若者が蹴り合う儀式「シセンバ」というのも驚きで衝撃的な儀式であった。なぜか山が燃えているし、2人一組で手を繋いで首から下を蹴り合い、手が離れたり倒れたりすると負けという本気の喧嘩か?ゲーム?のように見える儀式。ただ、首から上も負傷するという謎の儀式。参加している若者もなぜこの儀式をやっているのか不明だというカオスな状態。ただ、この儀式は家族を守るための戦闘訓練が始まりのようだ。番組は後半になり、世界一豪華と言われる葬式、ランブソロの取材へ。その葬式では豪華に飾り付けされた建物などに親族、周辺の住民、または故人とはゆかりのないツーリスト(観光客)などが大勢集まる様子が映し出される。そして儀式のためだけに作られ、壊される建物もあるようだ。これは実際に参加してみないと文章だけでは伝えきれないと感じた。が、葬式の費用は1500万円ほどでインドネシアの一般平均が38万円ほどでかなり差がある。今回は一般的な会社員の葬式。日本でもお葬式にこれくらいかける人はいると思うが、将来の我が子のために、やりたいことやしたいことのためにお金を用意しバックアップしてもらったのであれば、これくらいはかけるべきではないかという視点もあると私は考える。最後にマネネの後の儀式で日傘を一人だけ差している吉田悠軌氏は過去の現在が入り乱れるようで不思議であった。また葬式、ランブソロのメインイベントである「肉の日」で「この後1分程度刺激の強い映像が流れます視聴にはご注意下さい」と表示され、多くの牛が屠殺されるシーンがあり、モザイクがかかっていたが、このモザイクは必要なのか疑問に感じた。現地の民族は幼いころから葬式のメインであるこの日の光景を育っている、彼らと私たち日本人は何が違うのだろうか?。松本氏などの出演者がモザイクなしの映像を見ているのかは分からなかったが、リアクションを見るからに一部始終は映像を見ているだろう。

よろしければ執筆費用をサポートお願いします!助けてください。