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「ねんきん定期便」の見方がわかった!

毎年届くねんきん定期便のハガキ。

一応見ているが「今まで年金のために〇円払った」くらいしかわからない。
それ以外の金額は、何を表しているのか全く不明。
日本年金機構のHPを読むも、専門用語だらけの説明がダーーーッと書かれていて頭に入ってこない。

加入者が知りたいのって「自分は将来、年金いくら貰えるの?」ってことだよね。そこを素人にもわかるよう明記してほしい。

自分でせっせと紐解いてみると、ねんきん定期便(50歳未満用)は大きく分けて3つのことが書かれているとわかった。

①今までにいくら年金保険料を払ったか
②今までに何ヶ月間年金保険料を払ったか
③払った保険料と期間から算出された現時点でのもらえる年金(年額)

つまり知りたいのは③。
ただし【③=実際にもらえる金額】ではない。

理由は、
★まだ年金保険料を払い続けている途中だから
★払った月数によって、もらえる年金が異なるから

つまり今後も「払う年金保険料と月数は増える」ため、「将来いくら年金がもらえるか」の計算はまだできない。

過去に未納がなく、この先も60歳までしっかり払えば【③=実際にもらえる金額】になる。
現時点でわかるのは「今後もし年金保険料が払えなくなったら、自分は将来いくら年金がもらえるのか?」ということ。

上図の A×B÷480 で、今後保険料の支払いがストップした場合の、老後に1年間でもらえる年金額が算出できる。
この計算式に出てくる「480」は、年金保険料を20~59歳 全て払った場合の月数で、480ヶ月=納付義務期間40年 ということ。

例えば A=100万円 B=300ヶ月 で現時点での年金額を計算すると、
100万×300÷480=62万5,000円
月額で約5万円の年金が受け取れることになる。

つまり、今無職になっても老後に月収入5万円は保証されているということ。
ただし老後に年金の法改正があれば、減額の可能性あるけどね。

でも現時点で「いくらもらえるか」の金額が判明すると、なんとなく安心できた。
金額的な安心感というより、大まかな受給額がわかることで老後対策が立てやすい、という意味での安心感。

月額5万だけでは足りないから、生活するにはあとプラス7万円くらいは必要だとする。
そのためには7万円を補う社会保障制度を調べたり、貯金をしたり、投資計画を立てたり、とにかく「目標=プラス7万円」とゴールが明確になったことはとても意義がある。
漠然と「老後資金は2,000万円必要」という言葉に怯えていたら、不安しかないし、どうせ無理だと諦めて何も行動をしないから。

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