大人になってから病院に行くことが多くなった。

2〜3週間前から、左耳が痛くなり聞こえにくくなる時が何回かあった。

私は子どもの時からよく中耳炎になっていて、母がそのたびに耳鼻科へ連れていってくれていたのだが、大人になった現在も、年1ペースで中耳炎っぽい症状が起こる。

まあ、今回も中耳炎だろうなと思いつつ、いざ耳鼻科へ行こう！と思うタイミングはだいたい休日で、平日になったらケロッと治ったりするので、完全に行く機会を逃していた。

そろそろ行かねば、と家の近くにある耳鼻科へと足を運んだのだ。

予約が出来ない病院だったので、待つのを覚悟して早めに向かうことにした。

30分以上待っていよいよ私の番となり、ようやくこの耳の痛みから開放されるぞ〜とワクワクしていると、おじさん先生から「特に異常ないです」と衝撃的な発言を受けたのだ。

ええっ。こんなに痛いのに？
異常ない、だと？

念の為聴力検査もしてもらったのだが、両耳とも平均以上に聞こえており、至って正常であった。(悔しくてわざと聞こえてないふりしようかと迷った)

結局、薬などの処方箋はもらえず、とりあえず様子見で〜という便利な言葉で丸く収められたのであった。

「いやいや、めっちゃ痛いんですけど！？絶対、中耳炎だと思いますが！！」と言いたかったけれど、何の知識もない素人がプロのお医者さんに物申すのはさすがに気が引けるので、「ああ、そうですか…」と素直に引き下がるしかなかったのだ。

何の成果も得れないまま、時間とお金だけを失うという悲しい結果となった。

異常ないなら、何でこんなに耳痛いねん。