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僕らはみんなこじらせてる

先日、彼氏にプロポーズして玉砕しました。

まぁ、無理なからぬことですがねー

Twitterをフォローしてくださってる方は
「こいつまた言ってるよ」程度には
ご存知かと思いますが。
私は彼が大好きです。

しかし、まぁ、、、100年の恋が一瞬で冷めるって、
本当なんですね。
(プロポーズ断られたのが理由ではないですよ!)

先人の知恵は偉大だ・・・

結論から言うと、彼は

結婚はしたくないけど、お付き合いは続けたい

らしい。

それはまぁ、個人の自由ですからね、いいんですけど。

私にも自由があるので、本当にこのまま続けるのかは未知数です。

月2~3回程度しか会えなくて(日程は彼の都合で決まる)、
日頃の連絡もほとんどなくて。

そんな関係が維持できていたのは、
ひとえに私が彼にべた惚れだったからです。

それが崩れたら・・・どうなるんですかね。。。
私にもわかりません。

「どうして結婚したくないの?」
って聞いた時に、
「厨二病」
というワードが出てきたので、
リクエストにお応えして(笑)、
彼のこじらせをネタの中心として、書きたいと思います。

出会った経緯

離婚してすぐくらい、私はフラフラとしてました。
恥ずかしながら、人生初の一人暮らし。

時間の使い方がわからず、日々遊び歩いてました。

そんな中、マッチングアプリに彼からメッセージが来て。
築地(案外近くに住んでるし、
なんなら隣駅で働いてるのに、
行ったことなかった憧れの地)にご飯を食べないか?と誘われて。

「築地 ご飯」

と言うキーワードに釣られて、私は会うことにしました。

駅で待ち合わせた彼は、メガネで比較的小柄の、
無表情でちょっと冷たそうな雰囲気の人でした。

築地のお店(おいしかった!!)に連れて行ってくれて、
横並びでご飯を食べたけど、
会話はそこまで盛り上がらなくて

「つまらないのかなあ…?」

って思ったことを覚えています。

社交辞令的に、
「LINE教えて?」
って頼んだら、
「LINEとか、あんまりやらないんだよね…」
と言いながら教えてくれたので、

「あぁ、本当は教えたくないんだな😅」

と思いました。

しかしなぜかそこから、何回かご飯に誘われ、
何度目かにその先に誘われ?匂わせ??られたりもしました。

私的には、何考えてる人なんだか良くわからないし、
ちょっとそういうのには乗りたくないなあ…と。
ご飯はありがたく頂きつつも、
のらりくらりはぐらかしてました。

ある時話の流れの中で、
「温泉行きたいなあ」
って軽口叩いたら、後日
「温泉予約したよ」
ってLINEが来て。

「あ、こいつ結構ヤバい奴だ」

と思いました。

「温泉行きたい」とは言ったけど、
「あなたと温泉行きたい」とは言ってない。

しかし散々ご飯もご馳走になってたし、
↑みたいなことを言うのは許されないよなあ…
と、腹を括って温泉に行きました。

こうしてお付き合いが始まった訳です。

彼氏の正体

お付き合いは始めたものの…
彼は法律系の事務所で働いていると言っていましたが、
話の中で出てくる仕事の話が、時々辻褄が合わない。
微妙な違和感が積み重なって、
「こいつ…大丈夫か…??」
となって。

思い切って、おねだりしてみました。
最大限おバカなふりして、
(ふりは不要という突っ込みは無用です!)
「ねー、名刺ちょうだい?💕」

渡された名刺には、渋々行った温泉旅館の部屋の入口に、
「〇〇様」
とかけてあった名前を冠した事務所名が書かれていて。

「え?これってあなたの名字だよね…?」
「え???どういうこと???」

彼の勤め先は、士資格を持つお父さんが代表をしている事務所で。
彼はそこの跡取りでした…

OMG!!

(今はお父さんはほぼほぼ引退して、実質彼が代表みたい)

私は、母方の婿養子祖父がちょっとした社長だったので、
経営者とか、自営業とか…
とにかく、いわゆるサラリーマン以外の生き方って、
むちゃくちゃ大変なことを傍目で見てきました。

幼女の頃、みんなが
「けーきやさんになりたい!」
「おはなやさんになりたい!!」
なんて微笑ましい事を言っているのを、

「それは…なんか…ちがう…」

って冷めた目で見ていたのが5歳児が私です。
(実母と父方の祖母に
「この子は夢がないから心配」
と言われてました(-_-;))

しかしいくら嫌でも、もう引き返せない所まで来ていたので、
お付き合いは継続しましたが。

彼氏ってこんな人

彼氏自身は、お父様の持っている士資格は持っていませんでした。
持ってなかったというか…取れなかった。

私の知ってる限りで3回なので、
多分それ以上の回数チャレンジして、
ダメでした。

彼はすごく繊細で、1人で考えて勝手に結論を出してしまう
面倒くさい人で。

私達は、3回別れてます。
でも、

「お別れしよう」

と話し合って別れたことは1度もありません。

「資格試験に落ちた」とか、
「私が結婚したそうだった」(は?)とか。
理由は様々ですが、
「もう、無理!!」
と勝手になって、ただでさえ少なかった連絡が
全く取れなくなるのです。

蜘蛛の糸が切れるイメージ。

1番残酷な別れ方だと思うんですけどね、どうですかね。

で、数ヶ月〜1年くらい経つと、
「元気?ご飯行かない??」
ってLINEが来て、クズ彼女の私は何も言わずに
「いいよ」
って応えて、またお付き合いが再開する…みたいな感じです。

いや、冷静になった今、相当なクズ彼女だな!私!!
そりゃ幸せになれませんね…

私の叔父

母の弟が、祖父の会社の跡取りだったのですが。
んまー、これがもう、びっくりするほどのクズで。

豪華な結婚式した半年後に嫁に逃げられ、
合法違法問わずギャンブルが大好きで、
(田舎ってまだ、相撲結果予想するギャンブルがありました…しかもマークシートなところが闇が深い)
生業である花屋の1番忙しいお盆(しかも台風直撃)に、
海釣りに行ったり…

最終的には2番目の嫁に、3人の子供(含む跡継ぎ)連れて夜逃げされてました…

そんなクズ叔父ですが、なんとなく私は憎めなく思ってました。

なんだかんだ言ったって、私の母と母の姉は、
さほど家に縛られず、自由に生きてる訳です。

叔父だけが、生まれながらに跡継ぎ確定で、
色んなことに縛られながら生きないといけなかったのです。

やりたいこと、やりたくないこと。
きっとたくさんの色んなことがあっただろうに、
全てが
「跡を継ぐため」
に取捨選択されてきたわけです。

望んでそうなったなら
「まぁ、頑張れや」
なんですけど。

1ミリも望んでないのに、勝手に人生のレールを敷かれて、
そこを走らないといけない人生が、
私から見たら気の毒でした。

そしてそんな叔父(つまり弟)をあれやこれやと批判する
母と母の姉に対しては、
「自分達は自由にやってるのに…それってどうなの?」
なんて思ってました。

私の彼氏

話を彼氏に戻すと。

まあ、彼氏も私の叔父と境遇は似ていて。

生まれた瞬間から跡継ぎ確定、
(しかも資格が無いとなれない職業)
やりたいこと、やりたくないこと。
色んな事があったんだろうなっていうのは、
容易に想像がつきました。

彼が私に本当の職業を隠したのは、
「お父さんが〇〇」
っていう理由で、学生時代から女の子達に
色目を使われていたから、らしいです。

わかる。
わかるけど、ひささん舐めんな。
そんなことで恋人選べるほど、
私は単純じゃないのだ。

ここからは想像ですが。

彼は多分、お父さんと妹さん(弁護士)に、
コンプレックスを抱えているのです…

身内にコンプレックスを抱えて生きる人生。
それは確実に、人間をこじらせます。

気の毒だな、って思う。
思うからこそ、大概のことは許してきた。

でもさ。
人間40も過ぎたら、こじらせた経験の1回や2回は余裕である訳で。
だいたいみんな、そこを乗り越えたり蓋したりしながら
大人として生きているんじゃないのかな??

結婚できない理由

私は訊きました。

「結婚がしたくないの?私と結婚がしたくないの??」

結婚がしたくないんだそうです、誰とも。

んー、まあわかる。
私もできればしたくない。
1人って楽ちんなんだよね。

「もう誰とも付き合わないって決めて数年過ごしてた時にひさと会って」

ん?
ちょっと待って。

あなた、私と、

マッチングアプリで知り合ってるのよ!?

マッチングアプリって、多分自分で登録しないと、
登録されないよ?
親戚のおねえさんに応募されちゃった???

「でも親が死ぬまで結婚はしないって決めてて」

???
ん?なんで?なんで??

いや、逆は良く聞くけど。
(親が元気なうちに結婚)

「…なんで??」

なんでも、昔(いつ頃かは不詳)、当時の彼女さんを
実家に連れて行ったら、
彼女さんがビビってお別れされたとかなんとか…

「ごめん、良くわからない…」

彼曰く、お父さんが士資格の事務所の代表、
妹さんが弁護士ってとこに
当時の彼女さんがビビってしまったとかなんとか…

んー…わからんけど多分。
それ、あなたが悪いよ。

事前にきちんと話してたら、
少なくとも家に連れて行って別れた理由にはならないだろうし、

まあ、口下手な彼氏の話から想像するに、
単語として出てこない
「お母さん」
が、肝なんでしょ、多分。

(想像では)かなりのクセ者の「お義母さん」から、
旦那さんとなった彼氏に護ってもらえる未来が見えなくて、
でも彼を傷付けたくなくて、そんな理由で逃げたんじゃない?

多分当時の彼女さんも、彼を心から愛していて、
だから彼のことをすごく良くわかってたんじゃないかな。
それで、彼を傷つけないかつ、通用しそうな理由を
伝えたような気がするんだけど…

真実はわからないけど。
それを「俺が結婚しない理由」にするのって、
当時の彼女さんにも、家族にも、
なんか失礼な気がする。

結局全ては、自分が自分の境遇を、
乗り越えられていないからなんじゃない??

なぜ許されているんだろうね??

色々話す中で、彼は言いました。

「結局俺は、俺のわがままを許してくれる優しい人に囲まれて
 そういう人にだけ頼って生きてるんだよね・・・」

でしょうね。

たださ。
友達がほとんどいないっぽいあなたの言う「周りの人」って
多分ほとんど御社の従業員だよね。

従業員が経営者に忖度なしで接するなんてあり得ないのよ。
お勤めしたことないあなたには、わからないだろうけど。
あなたが思っているよりずっと、あなたと従業員は対等じゃないの。

私を、あなたの言う「俺のわがままを許してくれる優しい人」に
加えるの、やめてほしい。

私はあなたから、お給料もらってないからね。

私は損得も忖度もなく、丸ごとのあなたと接してきたの。

100年の恋が一瞬で冷めた理由は、この辺りです。
こいつ、なんにもわかってないな、って。

結論

結局のところ、私も誰かにきちんと伝えられるほど、
彼氏が何言ってるのか良くわかってないんだけど。

1つ言えるのは。

「廚二病」

なのは、全然かまわないんだけど。

良い歳して、それを理由にするのはやめなさい。

みんなきっと、どこかしらこじらせてて、
そこに蓋したり乗り越えたりしながら、生きてるんだよ。

僕らはみんなこじらせてる。


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