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大学の卒展に行った。

良かった。まだちゃんとワクワクした。と、思った。

この春からちょっと寄り道、その後またここに戻って来ることが、違うこと(置いてけぼりにしてきたこと)にチャレンジするわたしの、「気がかり」じゃなく「楽しみ」になる。

本当にうまくいくのか、やりたいようにできるのか、予定しているように進むのか、最後までやりきれるのか、心配や不安がたくさんあって、「やりたい!」っていう気持ちを追い抜きそうになることもあるけれど、今踏ん張らなかったら、一歩踏み出さなかったら、これはこの先ずっと「できなかったこと」「やらなかったこと」としてわたしの心に残り続ける。

多分それでもなんだかんだそれなりになって、「ああこっちで正しかった」って思うような瞬間もあって、全く違うことに夢中になってそれのことなんてこれっぽっちも思い出さないような一年もあるかもしれない。

でも、あるときふと思い出して、あっちの人生のこと考える。わたしがわたしで生きている限り、必ずそうなる。そうして、きっとちょっと嫌な気持ちになって、モヤモヤして、「あれもしかして、間違った…?」ってなったとしても、そうなったときにはもう遅いかもしれない。きっといくつになっても、どんな状況にいても、全身全霊で望んだとしたら選ぶことのできる手段はあるのだろうけど、今より限られたものになるだろうし、それを選ぶには今よりもっと大きなパワーが必要で、もっともっと大きな覚悟と責任を伴うだろうな。

「やらずに後悔するより……」のあれは、わたしは必ずしもそうじゃないと思ってあまり好きな言葉ではなかったのだけど、このことばかりは、ずっとそう自分に言い聞かせている。暗い気持ちに襲われて、戻る道を探してしまいそうになるたびに、心で唱えて言い聞かせている。
そして今回ばかりは、その通りだと思っている。信じている。

思っていたよりも時間がかかってしまったとしてもやる。飽き性なわたしがぼんやりとでもずっと抱き続けた夢だから。

そしてなにより、わたしはこの状況に感謝するべき。
家族が応援してくれていること、この一年のこと、「このままじゃ嫌!」って気づいた自分のこと。
ラッキーなんだから。

つい自分より恵まれている人にばかり目がいって、羨んだり蔑んだり、どうしてもっと早く……とか、どうしてあのとき……とか考えて病んだり、暇なんだね。?

でも、気持ちはわかるし、そういう暗い気持ちをぜんぶどこかに追いやれるほど、わたしは強くも賢くも阿呆でもないから、たまにはいいよ。


貯金額と精神の安定のために、早く実家に戻りたいね。


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