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KORG NAUTILUS/KRONOSのバンド利用セッティング その1

いま絶賛KRONOSからNAUTILUSにデータの移植作業中です。まずは短期サポート参加しているT-SQUAREコピーバンド向けセットを最優先で移植しています。この作業をしながら、KRONOS/NAUTILUSのバンド利用セッティングについて私のノウハウを整理します。

図1 KRONOSバンドセッティング 外観

前提は、スタジオやライブハウスにほぼあるピアノ鍵盤とKRONOS/NAUTILUSの2段セッティングです。ピアノ鍵盤側はMIDI鍵盤として使用し、ピアノ鍵盤側もKRONOS/NAUTILUSの音源で賄うようにしています。もちろんピアノ鍵盤とKRONOS/NAUTILUS鍵盤はMIDI chを分けて、それぞれ別な音色を出すようにします。
KRONOS/NAUTILUSのSGX-2やEP1といったエンジンこそ、ピアノ鍵盤でガンガンに使いたいではないですか!さらに、このセッティングは2段分の音色を一度に切り替えることが可能、スムーズトランジションがあるので音色切り替えタイミングで音切れもなし!
IFXだって14スロットもあるので、2シンセ分を賄うにもインサートエフェクトはふんだんに使えます。
本当にいい機材が出てきたものです。

図2 MIDI接続とKRONOS/NAUTILUS設定概要

ここでは、KRONOS/NAUTILUSのライブセッティングイメージを紹介します。

  • スタジオやライブハウスで借用するエレピはまず間違いなくMIDI Chが1になっています。KRONOS/NAUTILUS側の鍵盤とエレピ側鍵盤とは別な音色を鳴らすためには、まずKRONOS/NAUTILUS側のGlobal MIDI Chは2にしておきます。こうすることで、KRONOS/NAUTILUS側の鍵盤はCOMBINATION/SEQUENCERモードでは2chと指定したTIMPERのみを鳴らすことができるようになります。

  • PROGRAMモードは使いません。COMBINATIONもしくはSEQUENCERモードを利用します。

  • COMBINTION/SEQUENCERモードにて、ピアノ鍵盤で鳴らすTIMPERはMIDI Ch:1、KRONOS/NAUTILUS鍵盤で鳴らすTIMPERはMIDI Ch:2として音を設定します。

  • 私はMIDI ChごとにIFXスロットはまとめるようにしています。また、IFXチェーンの最後にはボリュームコントロールできるエフェクトを挿すことで、最終的な上下鍵盤の音量バランスをとれるようにしています。

  • さらに私は最近になってMIDI Chごとに出力ポートを分け、その先でキーボード用のミニミキサーで纏めるようにしています。借りてくるエレピによって、タッチの強さによるMIDIのイニシャルタッチ情報が異なることが経験上わかっており、物理的に上下鍵盤それぞれのボリュームコントロールができるほうが好都合という理由。

図3 KRONOSにおけるKARMAセッティングの注意事項

※注意
KRONOSを利用の場合はKARMAのセッティングに注意ください。KRONOS購入当初、私もここははまりました。。。
上図の赤枠にチェックが入っている場合は、チェックを外してください。チェックが入ったままだと、KRONOS鍵盤の情報がch1にも流れてしまいます。

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