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依存の問題は抑うつの問題と考える

依存の問題については、抑うつや空虚感などの感情や状態が影響している場合があります。依存行動は、そのような感情や状態を払拭したり、忘れたり、逃れたりするために行われることがあります。
一般的に、依存行動は問題として捉えられることが多いですが、それが本人の自律性の問題だと言われることで、さらに抑うつを深めることがあるかもしれません。自律性の問題とされると、自分がコントロールできない、弱い、無力だと感じることに繋がるかもしれません。

ゲーム依存にしろなんにしろ依存の問題でまず疑うのは抑うつや空虚感の可能性ですよね。そうした霞のようにかかったモヤを打ち払ったり、覚醒を下げるために行うのが依存行動なんだろうと思うわけです。

ゲーム依存な中はまさにそうですが、その彼らにとってのよすがは問題と決めつけられ、本人の自律性の問題であると言われ、それがより抑うつを深める。それがいいものじゃないことくらい、本人が一番わかっているわけですよね。だって楽しくないわけだから。

しかし、依存行動を行う本人は自らが楽しくないと感じていることが意外と多いものです。にも関わらず、嗜癖の対象に手を出さざるを得ないのは、やっぱりそれに必要性があるからでしょう。起きていることには必然性と意味があると捉えて、それがどんなたぐいのものなのかみんなで考えようじゃないか、とまずは思うのです。依存行動にはその人なりの目的や用途があることが多く、それが何であるかを理解し、その欲求やニーズに向き合うことが大切です。

依存行動が問題とされるのは、その行動が他の重要な活動や関係を妨げることがあるためです。たとえば、ゲーム依存の場合、学業や仕事、家族や友人との関係に支障をきたすことがあるかもしれません。そのため、依存行動をコントロールし、バランスの取れた生活を送ることが目標とされます。

って異なりますが、一般的にはカウンセリングや心理療法を通じて、依存行動の裏にある感情やニーズを理解し、適切な方法でそれに対処するサポートが行われます。また、サポートを提供するだけでなく、本人自身が自己管理のスキルを向上させ、より健康的な選択を行うことが目指されます。

依存行動には様々な要因が関与していますが、その背後にある目的や感情を理解し、問題解決のサポートを行うことで、より健康的な生活へと導くことができるのではないでしょうか。


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