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ラリーガベストイレブン20‐21

皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回はシーズンも終わったことですし、個人的ベストイレブンを発表しようと思います!

※かなり個人的ですので、ご了承の上ご覧ください。

※₂著作権の関係上、選手の写真が掲載できません。詳しく顔を見たい方はググってみてください。

《システム》

私的ベストイレブンのシステムは、今季優勝したアトレティコのディエゴシメオネ監督に敬意を表し3‐4‐3を採用します。

3バックシステムはサイドの選手が狙われた際の守備や攻撃時の渋滞等デメリットがありますが、後方のボール回し、攻撃時の厚みの面からここ最近自分の中で株が爆上がり中です。

《ゴールキーパー》

ヤン・オブラク(アトレティコ)

この人に関しては文句なし。今シーズン最後の砦として立ちはだかりゴールマウスを守った守護神。シーズンを通じたクリーンシート数も17回(?)でサモラ賞を獲得。素晴らしい以外の言葉が見つからない。

《ディフェンス》

エデル・ミリトン(レアルマドリー)

昨季ポルトから加入するも、ラモス、ヴァランの控えでなかなか出番が得られなかった。しかし、今季はラモスの度重なる負傷離脱で出番が巡ってきてマドリー守備に大きく貢献した。ボディラインは細いものの、身長を生かした高い打点からのヘディングと対人は見どころ。まだ20代前半の若手であるため来季の成長に期待。

ジュール・クンデ(セビージャ)

まず何と言っても髪型。個人的には元日本代表の中澤祐二氏を彷彿とさせるボンバー具合。それはさておき、身長は178㎝とCBにしては小柄ながらもそれをカバーするジャンプ力と対人能力の強さは見どころ。また、CBながらも攻撃時にはグングン上がってくるため、「あれ?この人どこのポジション?」と思わせるそんな一幕も。意外とキックの精度も高い。そして、若い。未来を担う選手の一人。

パウ・トーレス(ビジャレアル)

ビジャレアルのCBでカンテラ育ち。18‐19シーズンに2部マラガへレンタルを果たすも、19‐20シーズンに復帰。以降は不動のセンターバックとしてチームの終盤ラインを支える。まず彼の特徴は191㎝の高身長を活かした空中の対人戦とインターセプトで貢献。そして、センターバックにしては珍しく足元のコントロールには目を見張るものがあり、時折見せるテクニックは見もの。

《DFまとめ》

この他にも入れたい選手は多くいましたが、今回は「成長」をコンセプトに若手から厳選した3人を選出しました。私が今シーズン見ている中で、今回ピックアップした選手は特に印象に残った3人で今後のキャリアと成長が楽しみです。ちなみにこの3人の中だと、ジュールクンデは今夏にビッグクラブへの移籍が噂されています。

《ミッドフィルダー》

ジョルディ・アルバ(バルセロナ)※システムの都合上MF選出

今シーズン、バルセロナはチームとして思うような結果を残すことが出来なかったが攻撃のエンジンには欠かせないサイドバック。特に印象的であったのはカンプノウで行われたクラシコ第一戦目アンスファティのゴールのアシスト。相手の裏を取り、パスを受けてトップスピードのままエリア内へ駆け込み中央に来ていたファティへパス。このように裏抜けの技術とパス制度は一級品。その反面、自身が上がって空いた裏を狙われることもしばしば。

トニ・クロース(レアルマドリー)

言わずと知れたマドリーの心臓。パス一本で試合の流れを変えることのできるゲームメーカー。コーナーキックの精度も一級品。個人的にクロースのサイドチェンジの正確さとパスの弾道はどエロい。パス以外でも、エリア外からのミドルは針の穴を通すように下隅を突き刺す。どうやったらそんなボール蹴れるの?と思わせるほど一つ一つのプレーの精度が高い。ちなみに、シーズンを通してパス成功率が90%を超える。試合中にミスしたところを見たことがない。

コケ(アトレティコ)

18‐19で退団したディエゴ・ゴディンからキャプテンマークを受け継いだ現主将。小柄な体格ではあるが豊富な運動量でアトレティコの攻守に大きく貢献しており、アトレティコの心臓といっても過言ではない。正確無比なボールコントロールとプレーメークには定評がある。ちなみに、彼は幼少期から現在までアトレティコで過ごし、弱冠17歳にしてプロデビューを果たす。同僚のMFサウールとはユース時代からの仲間。

マルコス・ジョレンテ(アトレティコ)

今シーズン輝いたミッドフィルダーの一人。彼は19‐20シーズン同じ町のライバルのレアルマドリーから移籍する。加入当初は出場機会に恵まれなかったが、19‐20シーズンのUCLベスト16でシメオネ監督が彼を前線で起用したところ見事にハマる。今シーズンはアトレティコの攻撃を構築する重要な人物の一人である。スアレスとの息の合ったコンビは一級品。ちなみに、。個人的に爆推ししている選手の一人。

《MFまとめ》

コンセプトは「起爆剤」にしました。今回選出した4人は各々のチームにおいて特に攻撃面での起爆剤になることが多いです。三強からの選出のため、賛否両論あるとは思いますが、個人的にこの人らがいると試合が一気に変わる印象があるので選出しました。最後に、今回惜しくも選ばれなかった選手で三強以外から一人個人的に気になった選手を選出します。

ブライアン・ヒル(エイバル)※レンタル

この選手はセビージャの下部組織出身の選手で、一度2部レガネスへ期限付き移籍をしたのち、今季はエイバルでプレーしました。彼はまだ20歳という若さで、今季台頭したバルセロナのアンス・ファティと同じくリーガの神童と呼ばれています。持ち味はドリブル技術の高さと、スプリントである。どんな場面でも繰り出される華麗なドリブルは思わず見惚れてしまう程である。契約上では今季でレンタルが終わり所属先へ戻ることになる。果たして来期はどんな活躍を見せてくれるのだろうか。

《フォワード》

リオネル・メッシ(バルセロナ)

今季の彼は順風満帆な船出とはならなかった。開幕前にはバルセロナからの退団が噂されたり、シーズン中には自身の契約書がリークされるなど踏んだり蹴ったりであった。また、その影響もあってか序盤はゴールも少なくチームとしても勝利が遠かった。しかし、ここで終わるはずがないのがメッシである。折り返しに入ってからは、キャプテンとしての他に自身のプライドをかけプレーをして次々とゴールを量産。また、正確なパスや鮮やかなドリブル、セットプレーで攻撃面でチームを鼓舞し、終わってみれば通算30ゴールで見事得点王に輝いた。やはりメッシはメッシであった。

カリム・ベンゼマ(レアルマドリー)

今季のマドリーを語るには必ず必要な人物である。2,018年夏に絶対的エースクリスティアーノ・ロナウドが去って以降マドリーの得点源はほぼベンゼマ。これはこれで他が決めていないという点で問題と思う反面、高いシュート技術とゴールの嗅覚はリーガ屈指であるためサポも頼り切っているところはある。しかし、年齢も33歳とそう若くはないためマドリーは本気で穴を埋められるような選手の獲得が必要。ちなみに、日本ではしばしばおにぎりくんと呼ばれるが、私は恐れ多くてそのような呼び方は到底できない。

ルイス・スアレス(アトレティコ)

今季のスアレスは彼一人で一本の映画が出来上がるほどのモノであり、涙なしでは見ることが出来ない。開幕前にクーマン体制下で高給選手切りが起こり、ラキティッチ(セビージャ)と共に白羽の矢が向いた。退団会見では涙を流し、クラブハウスを去る時も終始涙を流しながら5シーズン過ごしたバルセロナを後にした。そして今季、バルセロナから見限られて失ったストライカーとしての威厳を21ゴールとリーグ優勝という形で取り戻した。場所は変われど、高いシュート技術とスペースへの飛び込みは一級品である。現在34歳のベテランではあるが今もなお彼は進化し続けている。

《FWまとめ》

フォワードのコンセプトは「シンプルに上手い人たち」と「激動の1年」です。立場は三者三様で、自身のプライドをかけて戦った者、幾度のクライシスを乗り越えた者、失われた威厳を自らの手で取り返した者とどれも心を揺さぶるものがある。どなたか3人のうちだれかで映画一本作ってくれませんかね。

《番外編》

最後に、ただただ個人的に見てほしい選手一人を紹介します。

ホセ・ルイス・モラレス(レバンテ)

多くを語ると長くなるので簡単に一言。「シュート超上手い」

どんなバウンドでもきれいに合わせてシュートを決めるので、マンマミーアです。詳しくはこちらをご覧ください👇

《終わりに》

今回の選出を改めて見返してみると、結局三強に偏った感じのチョイスでこれといった変化球はありませんでした。しかし裏を返せば、リーガには上手い選手が多いけどその中でも上手い人が三強に固まっているとも読み取れます。

20‐21シーズンのラ・リーガはパンデミックの影響で無観客でした。欧州では少しづつサポーターが返ってきつつあります。いち早くこの状況が収まって、サポーターと選手が作り出す熱いラリーガを見たいものです。

21‐22シーズンは一体どんなシーズンになるのでしょうか。

それではしばしのお別れ。¡Hasta la próxima!

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《参考記事》


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