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スワローズが強いのはいいのだが

スワローズが強い。7月2日早くもマジック53が点灯。翌3日には51に。
52勝24敗1分で、セリーグの貯金をほぼ独占状態。
ちなみに96敗した2017年は45勝(2分)なので、2017年の勝利数をすでに軽く超えていることになる。

2017年はたしか山田も調子悪くて怪我人も多く、バレンティンはいたものの、それ以外は誰がレギュラーなんだか、戸田の2軍と特に差がないような状態だった気がする。その年のスローガンが「目を覚ませ!」で、球場に行くと大音量で「目を覚ませ!」と流れるものだから、いつもいたたまれない気持ちになっていたのを思い出す。

2017年のたしか95敗目の試合後の真中監督(当時)

そこから翌18年に青木宣親が帰国。さらに村上が入団で、この年はリーグ2位。
続く19年、20年は最下位だったものの、若手(村上)、中堅(山田)、ベテラン(青木)とチームの屋台骨が出来上がった時期だったのかもしれない、と、都合よく解釈する。
21年はサンタナ、オスナが加入。塩見も(やっと)ブレーク。20年に入団した奥川も9勝(4敗)でリーグ優勝、それから日本一。

とにかく17年に比べると本当に層が厚くなった。
サンタナ離脱中とはいえオスナのような打者を7番あたりに置けるのはその証拠だろうし、投手以外どのバッターも何か起きそうなワクワク感がある。戸田にいる何人かはどこかに移籍させてあげたほうがいいんじゃないかと本気で思っている。

そんな感じで、スワローズが強くなったのはうれしいのだけれど、最近はなんとなく試合を見ていて緊張感がなくなりつつあることに気づいた。
まあ今日は負けても大したことないかな、みたいな気分がどこかにある。
このままぶっちぎりでリーグ優勝するのもいいけれども、内心もう少し競った展開に期待するイチ野球ファンとしての自分もいる。贅沢な悩みなのだろうが、なかなかうまくいかない。

そういえば先日Twitterで「最近スワローズファンになった皆さん、スワローズは本来こんな強くないんですよ〜」みたいな投稿を見つけ、自分がひねくれているだけかもしれないが、これがいわゆる「古参マウント」だろうか、と思った。
日本のプロ野球に関して言えば、どのチームだって長い目で見ればずっと強いわけでもずっと弱いわけでもない。いい時もあれば悪い時もあるという、それだけだと思う。

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