三度目の安倍政権?

新型コロナ、さらに変異株による感染が急拡大して三度目の緊急事態宣言を出したタイミングでの選挙で、まあ与党が勝つはずはありませんよね。

とはいっても、この選挙結果と内閣支持率のまま衆院選に突入すると過半数を割りかねない、という判断をしたら、ウルトラCというかウルトラZくらいのインパクトがありますが、三度目の安倍政権という可能性もあると個人的には怪しんでいます。

首相としての菅義偉の不人気と、国政選挙にはめっぽう強かった安倍政権時代を考えると、この夏か秋に行われるであろう衆院総選挙前にとんでもないプランも考えている、自民党の中の人もいると思います。

もう一つ、菅政権では出来ないけれど安倍政権では出来そうなことに東京五輪中止もあるのではないでしょうか。もちろん、オリンピックは東京都で行うものですが、政府が関与しないオリンピックなんて現代ではありません。というよりも、あまりに経済的・社会的な影響が大きすぎて東京都の一存で強行開催あるいは急遽中止の判断を下せるわけもありません。

政財界に大きなマイナスが出る五輪中止の判断を出来るのは菅総理ではなく・・・と考えると、五輪中止と衆院選のためだけに三度目の安倍政権という、野球のワンポイントリリーフみたいな出番も考えられなくはないです。

五輪中止の判断は良い方にも悪い方にも大きな影響があるでしょうけれど、五輪のビジネスに関与していない大多数の有権者にとっては概ね好意的に受け入れられるでしょうし、その余勢を駆って解散総選挙に挑めば、また与党が勝つでしょう。そして支持率が高ければ、五輪ビジネス関係者も文句を少なくとも公には言えなくなります。

そしてまた次の政権に禅譲してしまえば終わりです。この世の終わりのようにも思えなくもないですが、あくまで私の妄想です。

総選挙の時だけワンポイントで出てきたら笑ってしまいますが、ジョークで済まないのは野党の方でしょう。

たいていの新政権は、旧政権の不人気や閉塞感を打破してくれるという根拠のない期待感から、支持率は高くなります。さらに前政権が出来なかったことをやると、簡単に支持を得られます。その高い支持率を持って、一番大事な衆院選に政権が挑んでくるとしたら、野党に勝ち目はありません。

まさかそんな、とは思いますが、非常事態には非常手段が出てきてもおかしくはないですよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?