二階俊博氏の象徴性?

自民党の政治資金問題は解決というか事態収束の見込すら見えてきません。多分、自民党関係者もそのつもりはなく、次の選挙が始まる頃には有権者が忘れてくれていることを祈っているのでしょう。

安倍派が悪質性から言って注目を浴びるのは当然なのですが、二階派では子分が大将である二階俊博氏について、象徴であり事務には無関係なので責任が無い、という主旨の発言をしていました。

なかなかに絶句するレベルの擁護をしてきますけれど、それだけ忠実な子分なのか、かばうことで後に何らかのメリットがあるのでしょうけれど、「象徴」と言っちゃうのはどうかなあと思います。余計に反発食らうだろうと思うのですが、ここでかばわなかったら大将にどやされるのでしょうね。

「象徴」と言えば日本国憲法における天皇の地位も国民の「象徴」であるのですが、その憲法が出来る前である戦前・戦時中の昭和天皇の責任について、当時の日本政府もGHQも、昭和天皇については政治軍事について責任は無いということで折り合いを付けて、昭和天皇の戦争責任は公的に裁かれることはありませんでした。これも「象徴」だから「責任無し」という一例です。というか日本の政治における先例でしょうか。

二階氏も派閥の「象徴」なので、派閥の不正に関しては「責任無し」ということであれば、もはや二階天皇と言っても過言ではありません。あ、まだ存命中なので二階天皇と呼ぶのは不敬ですかね。

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