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URLやドメインを意識するとき・しないとき

noteのドメインが.muから.comに代わるそうです。

私は今年の1月にnoteに書き始めたのですが、確かにその時に
「.muとかマイナーなドメイン使ってるなあ、でもnoteみたいな簡単な文字列だと、はるか昔に.comとか取られてるよなあ」
とは思いました。

その後に、.comドメインも取得したという記事がありましたので、いずれは代わるのか併用していくのかと思っていましたが、意外と早く移行することに少し驚きました。

冒頭のリンク先にも書かれていますが、移行するメリットとしてはSEO的な面ですよね。見方を変えると、利用している個人としてのメリットは大してありません。20年前ならいざ知らず、今の時代に直接URLを打ち込んでページを見ることなんて1年に1回もありません。見たいページのURLのトップレベルドメインが、.muだろうと.comだろうと関係ない時代になっています。

リンク先を開いたときにURLが目に入ることはありますが、それほど気にすることもありません。フィッシング詐欺などを警戒して見ることはあるのですが、その場合はhttps://の直後の方を見がちです。

さらにパソコンのブラウザであればURLは常時表示されていますが、スマホやタブレットのブラウザでは画面の小ささを補うために、ページ閲覧時にURLが自動的に隠れるようになっています。URLを常時表示させるスペースがもったいないためです。そうなると、自分が今読んでいるページのURLを意識することはまず無くなります。

と思いつつ、URLを頻繁に見るタイミングを見つけました。Twitterです。

Twitterでは貼られたリンクのURLが表示されます。URLが長い場合は途中までになるか、画像・見出しのすぐ下にURLのトップレベルドメインまでが表示されます。

ここを見たときに、.muと.comで違いを感じる人はいるでしょうね。そうは言っても、物心ついたときからインターネットがある世代だと、.comや.jpは信頼できる、というイメージもないような気がします。

ある程度普及しているドメインを、マイナーなものからメジャーなものに変更したときにどれくらい影響が出るか、という意味では結構面白い実験になるのではないでしょうか。もちろん、運営に関わっている方々にしてみれば実験というよりは重要なビジネス的な決断でもあるとは思いますが。

それよりもnoteの世界進出上でのメリットの方が大きいかも知れませんね。

日本発のウェブサービスで世界的にシェアを確保できているサービスってどれくらいあるんでしょうか? 確かチャットワークはアメリカ進出したはずですが、どうなんでしょうか。Slackがありますしねえ。

個人的にはnoteのシンプルなデザインはヨーロッパ受けしそうな気がしますので、今までと変わらないコンセプトで進化し続けてほしいと思います。

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