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2019年9月1日J3リーグ第21節ガンバ大阪U23対福島ユナイテッドFC試合観戦の感想

久し振りのスタジアムでの観戦はU23の方になりましたが、とりあえずトップチームのことは忘れておいて若い選手たちの未来を妄想しながら楽しみながらの試合観戦となりました。

思えば、今年の初めは中村も食野もU23で試合に出ていて、その2人は今やヨーロッパにいます。その後このU23チームを引っ張っていた高木も山形に移籍したため、攻撃の中心になる選手が明確にならない中、戦績も上がらない状態です。その辺、トップチームと似たような感じですが新たに存在感を出してきたのが中村仁郞と唐山翔自です。

まだ16歳ですがプロでやるであろう将来を感じさせるプレーを見せている二人です。まあ、順調にトップに上がって順調にスタメンになったらすぐにヨーロッパに取られちゃうのでしょうから、サポーターとしては今のうちに楽しんで見ておくしかないですね。

今日の試合もスタメン過半数がユースです。先発平均年齢が17.73歳という構成ですので、むしろユースにプロが混じっているようなチームになっています。下の写真はガンバ公式Twitterより。

一部報道で来年度でこのU23チームが終わり、ということが言われていますが、ここまでユース選手の起用が増えてしまうと、かえって存在意義が揺らいでみえてしまうのもしょうがないかなとも思います。

ところで、久し振りにこのパナスタに来たのですが、かなり芝の状態が悪く見えました。メインスタンド側のホームゴール裏近くの芝の写真です。

もともと屋根のため陽当たりも風通しもよくないスタジアムですが、今年の猛暑がさらに芝生の成長に悪影響を与えたのでしょうか。

今のガンバは細かくパスワークして攻めるようなサッカーをしていないので、その辺は関係ないものの、芝の状態が悪いことが選手の怪我につながらなければいいのですが。

さて試合開始。直後にいきなりピンチを招きましたが何とかしのげました。序盤は福島のパスワークについていけない場面がありましたが、注目の唐山のゴールで流れがガンバに来るようになりました。このゴールもクロスが上がる瞬間に相手DFの前に外から入って合わせた見事なヘディングシュートでした。

さて、フォーメーションはいつもの4−4−2ですが、今日は芝本が1.5列目くらいに入り、唐山と2トップに近いようなポジションにいます。その分、中盤は奥野が広い範囲でカバーしているようです。

中村仁郞のドリブルも通用していて前半全体の内容としては1点のみに終わったのはもったいないくらい。

後は山口がボールを奪ってそのまま攻め上がってシュートを打ったシーンが惜しかったですね。決まっていれば今節のJ3ベストゴールになっていてもおかしくない場面でした。

後半は打って変わってガンバにとっては取るべき時に点をきっちり取れた45分となりました。

J3最年少ハットトリックとなった唐山、2得点の中村は申し分の無い出来で、中村がハットトリック出来なかったことくらいしか心残りがないような結果となりました。

16歳コンビの活躍に触発されたのか、むしろその二人によってベンチに追いやられた鬱憤があったのか、途中出場の白井は明らかに気合いが入っている様子で迫力もあり、ゴールも決めることが出来て良かったです。

後は6−0になりアディショナルタイムに入ったところで、GKを谷から王に変えることが出来たのも一つの収穫でしょうか。チーム状況からこれまで何度もベンチには入っていましたが出場機会が無かったですし。6点差があるので思い出出場かと思いきや、むしろ一番危ないシュートを打たれて横っ跳びセーブする見せ場もありました。

一方の福島はボールをつないでいくにしてもボールを奪われたときの守備が非常に悪かったですね。最終結果は6−0でしたがもっと入っていてもおかしくなかったくらいでした。

福島の最前線にイスマイルが入ってからはガンバが対応に手こずりましたが、そこにつながる効果的なパスもそれほどなく、福島の決定機は何度もありましたが最終的に無失点で終えることができました。

唐山はこれでガンガン調子に乗ってゴール量産か? というくらいの出来でしたが、幸か不幸かアンダー代表のエクアドル遠征があるんですね。ガンバ的には残念ですが次節も白井・中村に期待しましょう。


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