紙に書く場合とキーボードを打つ場合の、机と肘と肘掛けの関係性

自分の個人的体験談にすぎない話ですが、机の上に手を置いて作業をする場合、紙にペンで文字を書くときと、机の上で、ペンで紙に書くときと、パソコンで文字を打つときとで、イスに付いている肘掛けの高さを変えます。キーボードを打っているときは、肘掛けの高さが机の天板と同じ高さになるようにして、紙に書くときは少し肘が下がるようにします。

そもそも紙に書くときは机全体を使用して、机に肘が乗っかるのが普通です。紙を使うときには奥行よりも横幅があった方が良いのですが、奥行があまり無くても問題ありません。しかし、パソコンを使うときには、ノートパソコンにしろデスクトップにしろ、目を画面からそれなりに離すため、机の半分から手前くらいにしか使用出来ません。モニターの部分が、机の向こう半分とは言わないまでも、一部分を占拠することになりますので、その分、肘が机から身体の方に向かってはみ出るのです。そのため肘を乗せる場所が必要になり、結果として肘掛けの高さが机と同じ高さになります。

そして、パソコン(モニターとキーボード)を設置している状態で、紙に文字を書こうとすると、既存の設置物が机の向こう側を占領していますから、紙を書くときの肘も結局机からはみ出てしまい、しかもキーボードを打つときとは姿勢が変わるので、肘掛けの高さを少し下げて、それに肘を乗せるのが一番楽でした。

あくまで個人の利用状況ですし、書く姿勢も人それぞれでしょうけれど、私はこんな感じでした。多分、奥行が今の60cmの机ではなく、70か80cmあるような大きな机を使っていれば、肘の高さは机と同じで良さそうな気がします。

今の学校ではパソコン・タブレットを使う勉強も増えてきました。学校の机でもパソコン・タブレットを置いてさらに紙のノートや教科書を使うようなときには相当窮屈だと思います(そんな場面があるか知りませんけれど)。
学校の机も紙に書く前提からPC操作前提になっていくはずで、机のサイズや形状も変わってくるのではないでしょうか。個別の机が必ずある小中高よりも、大学の講義室のような、細長いテーブルを置いているような場面の方が、パソコンとノートの併用は厳しいでしょうね。

第一、古い校舎で電源が床に無い場合は、毎時間全てPC・タブレットの利用はバッテリー持ちの点からいって無理でしょうし、まだまだ先の話になるとは思いますけれど。その点では、遠隔での常時無線充電技術が普及するまでは、OAタップ・延長ケーブルに足を絡ませながらの授業に我慢するしかないのはちょっと学生には可哀想ですね。

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