見出し画像

Twitterの将来は2ちゃんねるみたいになるかも

Twitterをイーロンマスクが買収することが正式に決まりました。紆余曲折ありましたが、個人としてはものすごい買い物となりますが、まあそれくらいの稼ぎや資産がある人なので大丈夫なのでしょう。

今後のTwitterに関しては、好意的に見る人、否定的に見る人と分かれているようです。マスク氏による買収話は、言論の自由を何よりも重要視している人にとっては朗報ですし、SNSにおける人権侵害などを重視している人にとっては悲報になります。

Twitterの運営グループがTweet内容を削除することを言論弾圧だと考える人たち、例えばアメリカのトランプ前大統領やブラジルのボルソナロ大統領のような人にとってみれば、自分やその支持者たちのTweetが弾圧されていることに不満だったのでしょう。もちろん、彼らのような独裁的な政治家以外にも、「思想信条の自由」という人権を適切に扱うべきと考えるリベラル派の人も、今回の買収には好意的なはずです。

ただ、マスク氏所有のTwitterにおける「自由」は、あくまで彼にとっての自由であり、彼が考える自由の範囲で自由が保証されます。本人はイーロンマスク批判を行うTweetも認めるようですが、他の人にとっての自由の枠が同じとも限りません。これが違ったらTwitter上での自由を求める罵倒合戦になりそうな気がします。

TwitterというSNSにおいて、イーロンマスク氏は有能な独裁者として運営することは可能でしょう。現実の政治の世界でも本当に有能で誠実な独裁者であれば、民主主義よりも国家は発展するでしょうけれど、悲しいことにその独裁者がいつまでも有能とは限らず、豹変して暴君になることは古今東西枚挙に暇がありません。

また、Twitterの無制限の自由さに嫌気が差して逃げ出す人も出てくるかも知れません。Twitterクローンみたいなサービスが出てきたり、あるいは既にある別のSNSをTwitter的に利用したり、Twitter利用者が分裂していくのではないでしょうか。

かつて日本における巨大掲示板として君臨していた2ちゃんねるは、乗っ取りだの分裂だの改名だの色々ありましたが、Twitterも将来的には様々な未来が待っているような気がします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?