年間パスのリセールチケット売買をやってみた

ガンバ大阪ではシーズンチケットのリセールサービスが2020年から始まる「予定」でしたが、コロナ禍によってリセールどころではなくなり、翌年も同様で、ようやく今年からまともにリセールサービスを使用出来るようになりました。

先日の土曜日の開幕戦は自分で見に行きましたが、今度の水曜祝日のルヴァンカップ初戦となるセレッソ大阪との大阪ダービーマッチは現地観戦できないため、リセールサービスを使ってみました。

Jリーグチケットのページでログインして、
「チケット一覧」から、売りたい試合の右側にある「+」ボタンを押して、リセール出来る試合はそこから「リセール出品」を選択出来ます。ちなみに、見知らぬ人への販売だけではなく、「譲渡/分配」も可能です。

おそらく、どこのクラブのリセールサービスでも上限・下限価格が決められているはずですが、今回のセレッソ大阪戦では残り数日ですし、バックスタンド下限価格の2,050円で出品してみました。

するとあっさりすぐに売れてしまい、さすがに大阪ダービーなのだからもうちょっと高い値段でも売れたのでしょうね。

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ちなみに売買が成立するとメールで
「リセールチケット売買成立のお知らせ」
がJリーグチケットから届きます。

■出品チケット情報
2022/カテゴリー2大人 ×1枚
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■料金明細
リセール出品金額:2,050円
リセール申込手数料:205円
送金事務手数料:330円
送金予定金額:1,515円

さすがに大阪ダービー以外ではこんなすんなり売れないでしょうけれど、シーズンパスで比較的良いポジションのシートを持っていて、全試合は自分で見ることが出来ない人にとっては良いサービスですよね。

ガンバが始める予定だった2020年よりも前に、リセールサービスをしていたクラブはいくつかありましたし、今では結構増えているはずです。年間パスを買うかどうか迷うサポーターにして見れば、買う後押しの一つにもなるでしょう。

転売屋については数年前から社会問題化していますが、現在のJリーグのリーグ戦はそれほどプラチナチケット化するゲームはありません。それでも、一部の試合は過熱して吊り上げられる可能性があります。転売問題は自由競争・自由資本主義の観点から見れば不当な規制とも言えますし、転売屋側の理屈としては転売によって機会を広げてるということにもなります。

ただ、こういう公式のリセールサービスが存在すれば、高額転売規制をかける一つの理由にもなります。

そう言えば、昔の万博記念競技場の頃は、モノレール公園東口駅からスタジアムまでのスロープ付近にダフ屋のオッサンが何人もいました。通常のリーグのリーグ戦でダフ屋行為をして儲かるのか?と疑問でしたが、どうなんでしょう。ごくたまに売り買いしている人は見かけましたし、一応は儲かるのでしょうけれど。

当日券を買いに来た人に対して、前売り券を安く買って売っていたのでしょうが、前売り券というよりも、スポンサー企業や自治体などを経由してばらまいていた無料・格安チケットを買っていたのでしょうかね。それなら差額が広がります。

ただ、さすがに今のパナソニックスタジアム吹田では見かけません。もしかしたらどこかにいるかも知れませんが、座席数が増えましたし、チケットのウェブ購入も一般化したので、昭和から続くダフ屋スタイルはもう成り立たないのでしょうね。

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